今は昔。

たかしがまだ保育園に行っていた頃。

私は、元オットのお弁当作りをして、たかしに朝ご飯を食べさせて、保育園に送って行き、買い物をして、洗濯をして、またたかしを迎えに行って、晩ご飯を作り、後片付けをして、たかしをお風呂に入れて、寝かしつけて、元オットの罵声を浴びながら寝る・・・という生活でした。

たかしのことは大事にしていましたが、なんというか「とても手のかかる子供が2人」という状態だったので、元オットの世話ばかりしていたように思います。

ある朝。

不意に、たかしが「かあちゃん、」と私を呼びました。

その時に、胸の奥から、いや、腹の底からむくむくと何かが沸き上がってきました。

「愛おしい」「かわいい」・・・ことばでは言い表せないような、なんとも不思議な気持ちになりました。

私は、その時に「私はちゃんとたかしを愛していたのだろうか」と自問自答し、たかしよりも元オットに気を遣う毎日であったことを思い知らされました。

私は思わずたかしを抱きしめて「ごめんな」と言って泣いてしまいました。

たかしは「かあちゃん、どしたん?」と言って、私の頭を撫でてくれました。

あの「気持ち」は一体何やったんやろう?

急に私の「母性本能」が目覚めたのかもしれません。

あの「気持ち」が湧いてから、私は元オットよりも、たかしを大事にするようになりました。

今もあの「気持ち」は忘れていません。

声も変わり、ニキビだらけの少年ですが、私にとってはまだまだかわいい息子です。

あの「感情」があって、良かったと思っています。
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by marurin373 | 2012-10-31 14:14 | 思うこととかなど | Trackback | Comments(0)