亡父

今日は、亡父の祥月命日です。

弟が亡くなってから、半年後に亡くなった父。

父は、繊細過ぎて、弱い自分を隠そうとわざと奔放に生きていました。

入院から1週間で亡くなったのですが、誰にも看取られずに亡くなりました。

最期に先生に言った言葉は「ワシは、孫抱くのが夢ですねん」でした。

人工透析をしていたのですが、私に「これで障害者1級や。もっと悪なったら、初段や」と言って、笑ってショックを隠していました。

弟の葬儀の時に、遺影となる写真が見つからず、大変困ったので、父は写真館でこっそりと写真を撮っていました。

父はカメラを持って、いつも「撮る側」だったので、父の写真は本当にありません。

私に「ワシのお見合い写真、見てーな」と言って、写真館で撮った写真を見せてくれたのですが、いつもの父とは全く別人のよう。

「ワシが死んだら、それ遺影にしてや」と言うので「なんでやねんな、もっと年とってからやのに、こんなん使えへんやん」と答えたのですが、まさか本当にそれが遺影になるとは。

亡父と亡母の婚姻関係は、もう破綻していました。

何度も「離婚する」と言い出し、父は母のことを、母は父のことを私に愚痴っていました。

夫婦として、解決しないといけないこと。
家族として、乗り越えないといけないこと。

それら全部、結果としては「喧嘩」となり、家族としては「最低」でした。

何度も「離婚したら、どちらについて行くか」と私と弟に聞き、弟はその度に泣いていました。

私は「両方共から養育費もらって、弟と2人で暮らす」と答えていました。

そんな父でしたが、55才という若さで独り亡くなった、父。

料理が得意で、絵が上手くて、そして厳し過ぎた、父。

私は、この世で一番父が嫌いで、一番好きでした。
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by marurin373 | 2013-02-19 18:27 | 今日の出来事 | Trackback | Comments(0)