たかしのひみつ

たかしが産まれた時、当時幼稚園の先生をしていた従姉妹から、スヌーピーのぬいぐるみをもらいました。

「しゃんとした」ぬいぐるみではなく、もうくたくたのスヌーピーで、従姉妹によると
「それ抱っこした子は、もう絶対に離さへんねん」とのことでした。

たかしは大層気に入ったようで、いつもベビーベットに入れて、隣に寝かせていました。

少し大きくなって話せるようになっても、そのスヌーピーが見当たらないと
「しゅにゅーぴ、にゃい、しゅにゅーぴ、にゃい」と大騒ぎで探していました。

スヌーピーの鼻は、たかしが齧っていたので、もう毛がありません。

口は、いつもその毛糸を引っ張って歩いていたので、延び延びになってしまい、危ないからという理由で元オットが切ってしまいました。


それから15年。

今も、たかしはそのスヌーピーを、しっかりと抱き締めて寝たはります。

夏なんかは、如何にも暑そうで。

「なぁ、そんなにぎゅっと抱いてたら、暑うないか?」
「暑い」
「ほな、止めときよし」
「いーの! 安心するから、えーの!」

たかしは毎晩、抱っこして寝はります。

お天気のいい日は、天日干しにし、ファブリーズで除菌し、このスヌーピーだけは、メンテナンスをしっかりしたはります。

「なんで、毎晩抱っこして寝るん?」
「ん〜、なんかな、すっごい安心してな、ぐっすり眠れるねん」
「ふ〜ん」
「とにかく、愛に飢えてんの!」
「ほな、かあちゃんが抱っこして寝たげよか?」
「やめてそんな気色悪いこと言うの! おやすみ!」

そして今晩も、たかしはスヌーピーを抱っこして寝るのでした。

「ライナスのブランケット」ならぬ「たかしのスヌーピー」です。

ま、その気持ちはわからなくはないけどなぁ。

彼女とか、奥さんに知られたら、どないするんやろ?

スヌーピーが「女の人」に変わる日も来るんですかね。
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by marurin373 | 2015-09-06 07:04 | 息子(たかし) | Trackback | Comments(0)