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2017年 02月 19日
1998年に、亡くなりました。
弟が自死してから、半年後です。
父は「ワシがいる時に、2階であいつが死んだんちゃうかって思うと、家にいてられへんのや」と言い、そして朝から晩まで、ずっとお酒を呑み、緊急入院をして、1週間で、還らぬ人となりました。
後、4年経つと、私も父と同じ年になります。
そう思うと、本当に早く逝ってしまったと、思います。
入院中、父が私に言ったこと。
「パチンコは、もう絶対にするな。それと、高速には乗るな。お前は、絶対に合流ができひんからな」と言い、笑っていました。
私は、それからは、父が教えてくれたパチンコも辞め、そして車の運転をする時も、いくら遠くても、下の道を通るようにしています。
「お前は、あんな母親が育てたんやから、ワシがちゃんと嫁入りの準備は教えたるさかい、安心しろ」とも言っていました。
そして、亡くなる日の昼間、人工透析をしながら、院長先生に「ワシの夢は、孫抱くことですねん」と笑顔で言っていたそうです。
そして、その2年後に、私はたかしを産みました。
陣痛促進剤で、波のない陣痛に苦しんでいる時、私は父を「見ました」。
亡父が、看護師さんや母や、元オットが立っている後ろに、亡父が、立っていたのです。
私は「お父さん」と、呼びたかったのですが、あまりにも陣痛が辛くて、声を出すことができませんでした。
その亡父を見た途端、いろんな心配や恐怖が吹っ飛び「私はお父さんに守ってもろてるんや」と思い、元気で大きなたかしを産むことができたのです。
お父さん、ありがとう。
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at 2017-03-02 12:20
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
marurin373 at 2017-03-12 20:14
>カギコメさん
父方の祖母の誕生日が、父の命日の次の日なんです。自分の誕生日の前の日が、自分の息子の祥月命日やなんて、凄くつらかったと思います。
父方の祖母の誕生日が、父の命日の次の日なんです。自分の誕生日の前の日が、自分の息子の祥月命日やなんて、凄くつらかったと思います。
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by marurin373
| 2017-02-19 22:55
| 今日の出来事
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Comments(2)