こどな
2017年 03月 20日
とにかく、私に対して、厳しく文句を言うのです。
「オレに、もう知らん人の悪口を言うな。オレに、とにかく、愚痴を言うな」
・・・とかなんとか、軽く1時間は、怒ります。
私も、ただ只管聞いているのですが、いつかきっと倍にして返してやろうと思いつつ、ずーっと、たかしの文句を聞いています。
たかしの主治医の先生が、
「たかしくんの中に、小さな大人と、大きな子供がいるんですね。いつか、それがだんだんと割り合いが変わってきて、小さな子供と大きな大人になるんでしょうね」
と、言うたはりました。
普段は、たかしも温和で、優しいのですが「ぷちん」と切れたら、もう止まりません。
「オレは、1人で産まれてきて、1人で育って、1人で父親と離れて、1人で学費出して高校に行って、1人で毎日ご飯を食べて、病気の母親を助けてる」
ま、そんな感じです。
今、言い合いになっていいものか、それとも、ただ聞いて、たかしの「ガス抜き」をするべきか、いつも悩みます。
2人暮らしなので、お互い、話す相手は私とたかしだけなのですが、たかしは、思い切り私に不満や愚痴をぶつけてきます。
・・・そのくせ、甘える時もあるし。
「男」としてもプライドもあるやろうし、私ではできないことを頼むと、不満そうな顔をしてしてくれる時と「もう、オレに甘えんな!」と、怒る時もあります。
「かあちゃんは、なんでもできる」とでも思っているんですかねぇ。
たかしは「なんでもオレに話すな。聞きたないこともある」と言いますが、もちろん、私も、なんでもかんでも話している訳ではありません。
当たり前ですが。
たかしも、今年で、17才。
多分、自分のことで精一杯なんでしょうね。
勉強、進路、友達、そして、自分の病気。
たかしも、いろいろなことを抱えています。
しかも、頼れるのは、こんな障害者の母親しかいない。
私が出かける時は、必ず
「帰る時、メールしてな」と、言います。
「どっかで倒れてるかもしれんから、生死確認」の為に、私にメールを送らせているそうで。
そう思うと、まぁ、優しいと言えるのですが、遅いと怒るし、どっちが「親」か、本当にわかりません。
思い出すと、亡弟も、高校2年生くらいの時は、こんな感じだったように思います。
ただ、違うのは、亡弟には、両親と姉がいたこと。
たかしなりに、いろいろ考えているのだと思いますが、こうして「大人」になっていくんでしょうね。
「成長」と捉えて、日々、思春期のたかしさんと暮らしています。
ちょっとしんどいけど、お互い様ですね。
by marurin373
| 2017-03-20 22:08
| 息子(たかし)
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