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決別

何故か昨日から、息子が「〜やんけ」と言うようになりました。

「ごはんたべてるやんけ」
「わかってるやんけ」
「みてるやんけ」
「かあちゃん、ごめんて ゆうてるやんけ〜」と泣く。
・・・これはちょっと違う。全然謝ってへんし。

最近になって、漸くドラクエの「Ⅶ」をしている私ですが、横で見ている息子がうるさい。
主人公の名前を息子の名前にしたもんやから、
「おれを ころさんといて〜」だの
「おうちに いっぺん かえろう〜」だの。
そのくせ、先頭を歩かせないと「なんでいちばんまえちがうん や!」と怒る。
「おれ、やられてるやんけ〜」と騒ぐし。

ゲームには、その主人公の両親が出てくるんですが、息子が
「オレには、おとうさん いーひんもん」と言いました。
「いーひんの?」
「うん。もういらん」
「そうかー」
「そやし、あんしんして」と言われました。

偶然見た、以前住んでいたウチで撮った写真を見ても
「おれ、このおうち いややったわ〜。
 もうはやく おひっこししたいて、ずっとおもってた」と。

生まれてからずっと住んでいたマンションやのに。
人生の中で1番楽しい筈の、そんな時期を「たのしくなかった」と思わせていた、私ら。

「かあちゃん、しんごくんの おなまえて まえだっていう  ん?」と突然聞かれました。
「香取っていうんえ」
「だってな、つよポンが まえださんっていうやん」
「それは・・・昔、藤田まことっていう馬面の・・・」
「うまづら?なにそれ?」
「馬みたいに長い顔」
「うま〜〜〜?!」

あかん。やり直し。

「そんなん当たり前やんって言うやろ?」
「いう」
「その、当たり前の前と、前田さんの前と・・・」
「わからん」
「その手は桑名の焼きはまぐりとか・・・」
「はまぐりって、かい?」
「そう、貝」
「おれは あさりが いちばんすきやなぁ」

やり直し。

「なるちゃんが、おっきくなるちゃん〜〜とか」
「わからん」

流石の理屈屋の私も、諦めました。
「前田のクラッカー」が売ってたので、「これのことえ」と教えましたが、
「えびせんべいのほうが すき」と言われてしまいました。
見つけて喜んだのは、私だけでした。

5才との対話って、本当に難しい・・・でも面白いけど。

「だってなんだかだってだってなんだもんって、どういういみ?」と聞かれた時は
「そんなんなんかそんなんなんやもんって言う感じ」と、関西弁で逃げましたが、これはあっさりわかってくれた。

「しかたがないって、どういういみ?」
「しゃーないって言う意味」
「だから、しゃーないって、どういういみってきいてるんや」
あかんかったか・・・。

「あれ、ちゃうちゃうちゃう?
 ちゃうちゃう。
 ちゃうちゃうちゃうんちゃう?
 ちゃうちゃうちゃう」を教えてみました。
案外喜んでくれました。
「かあちゃんって、ほんまに おもしろいひとやなぁ〜」と褒めてもらいました。

そんなこんな言いながら、楽しく暮らそうな。
 
by marurin373 | 2005-08-22 16:36 | 息子(たかし) | Trackback | Comments(0)