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読み聞かせは難しい

抜けた歯をどうするか。

私は、上の歯が抜けたら縁の下、下の歯が抜けたら屋根の上に投げると丈夫な歯が生えると言われて、せっせと投げていました。

しかし、縁の下や屋根に投げることができないたかしくんの歯は。

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これが抜けた乳歯。・・・ウソです。


東急ハンズに行き、1階のインフォメーションで「乳歯入れはどこですか?」と訊ねると、すかさず「3階のAフロアです」とのこと。
さすがなんでもあるハンズ。

思ったよりも安い。
上の歯のカタチをしたケースが199円。
でもなんか「そのもの」過ぎる。

で、これが504円。
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ちょっとかわいい。


悩んだ私は2つ共買い、たかしに選んでもらいました。
やっぱりこっちを選んだか。

「は〜や! は〜! おっきい はの いれもん〜」と喜び、抜けた歯を「かろん」と入れて机の上に。

15日にもらったチョコレートの横に並べたはりました。

チョコレートといえば。

もらって大喜びのたかしに「ホワイトデーに、ありがとうってお返しせなあかんな」と言うと「わかっとう」の返事。

「食べへんの?」
「かあちゃん たべたかったら たべても ええよ」
という同じ会話を毎日していました。

「なんで食べへんの?」と聞いてみると「だってなー、かえさなあかんのやろ?」とふくれている。

「返すって、何を?」
「せやし、ありがとうって」
「プレゼントを、やろ?」
「チョコレート、かえすんとちがうん?」
「チョコレート?」
「もらったら かえさな あかんのやろ?」
「何を?」
「この チョコレート」

どうやら、もらったチョコレートを返さないといけないと思っていたらしい。

「返さなあかんし、食べへんかったん?」
「だって、かあちゃんが ありがとうって かえさなあかんって いうから」
「これは食べていいねん」
「いいのん?」
「で、あんたも好きなんやったら、来月の14日にプレゼントを渡すねん」
「そういう しくみか〜」

でもなかなか食べようとしない。

聞くと、手作りだそうで。

「これ、自分で作らはったらしいよ」
「これ?」
「すごいなぁ」
「そうか・・・じぶんで チョコレート つくるくらい、オレのことすきなんかー」

あっ。ヤバい。

「おいしそうやなぁ〜」
「食べてみたら?」
「うん」

ひとつ食べてみるたかし。

「んまい〜!」
「美味しいか?」
「チョコレートの あじがする〜」
そらそやろ。

でも、ひとつしか食べはりません。

「今現在、1番大事なもの達」の場所に、チョコレートと、乳歯入れが飾ってあります。

木製のかわいい方の「乳歯入れ」には、私が隠し持っていた「親不知」をごろんと入れておきました。

ちょっと前に、私が本を読んでいる時に「かあちゃん、いったい なに わろてんの?」と聞かれました。

「この本見て、おかしかってん」
「おもしろいん?」
「面白いっていうか、笑けるねん」
「オレも みたい〜」

ということで、寝る前にほんのちょっと、読んでみました。

大爆笑。

「ほな、ここまでな」
「あとちょっとぉ〜」
「ほな、次までな」
「もっとぉ〜」

毎晩、少しづつ読んで、笑って寝はります。

以下は、私の朗読。

「いらっしゃいまし」
「3万7千2百63人だけど、入れる?」
「こちらどーぞぉ、ハイ、3万7千2百63人さん 3番テーブルご案内!」
「あいよー!」
「がやがや」
「この店は」
「とどーん」
「年老いた吉本さん夫婦2人だけできりもりしている」
「おでん3千人前あがってるよ」
「おあと ヤキトリ5千 煮込み8百 川エビ2千・・・」

「おなか、いたい〜」
そんなに大笑いする程か。

「つぎも よんでぇ〜」
そんなに面白いんなら、自分で読めるようになってから読んだらいいのに。

「これはどう見ても成人向き」という四コマを抜かすと、すっごい怒ります。
「これ よんでへん!」
「読んでもわかるかなぁ」
「よんでみな、わからへん」

で、読んでみると、不思議そうな顔をしている。

しかし、毎晩「かあちゃん、るんです よんで〜」と言って、ねだります。
そして大爆笑。

吉田戦車を読み聞かせ・・・。

私の教育は、間違っているのでしょうか?

マンガを読み聞かせって、難しいです。
いや、ほんと。
by marurin373 | 2006-02-22 01:02 | 息子(たかし) | Trackback | Comments(0)