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本日ハ晴天ナリ

昨晩は興奮気味だった息子。

「いま、あした?」
「まだ」
「オレ、もう6さいに なった?」
「まだ」
「まだ5さいなん?」
「そう」
「もう 6さいになっても ええやん」
「まだ」

「早よ寝ーへんかったら、誕生日、来ーひんよ」
「でもな、このテレビな、おねえさんの パンツ、みえるねん!」
「それがどした」
「みたいやんかー!」
「お姉さんのパンツと保育園と、どっちが大事なん?!」

あぁ、こんなこと言って叱ってる私が悲しい。

ま、お姉さんのパンツと言っても、チアダンスする女の子の事だったりするのですが。


今日は、母の店の定休日。
なので、必然的にやって来はりました。

たかしは、ケーキよりもお饅頭が好きなので、ケーキが欲しいと言うことは殆どありません。

でも今日は特別。
どうしてもケーキが、しかもホールのケーキが欲しいらしい。

「ローソク、ふ〜したいもん!」
「ちゃんと食べるんか?」
「たべると おもう」
「去年もローソク消しただけで食べへんかったやんか」
「6さいやから、たべる」

ケーニヒスクローネでいろいろ見ましたが、3人でホールのケーキを1個というのはキツい。

ショートケーキが8個、セットになっているのを発見。
4種類が、2つづつ。
一応、ホール状になってるし。
それに決めました。

お店のお姉さんに「誕生日なので、ローソクをお願いできますか?」と訊ねると、快く笑顔で「お名前も書きましょうか?」とのこと。

たかしの名前を告げて、チョコレートのプレートに名前を入れてもらいました。

ただ、ここでちょっとしたミスが。

私がたかしの名前に「くん」を付けないで申告した為、プレートももちろん呼び捨てに。

なんとなく「お兄さんのお誕生日」という感じがしたので、これはこれでよかったのですが。

6本のローソクを立て、未だ火を点けていないのに「ふ〜」をしているたかし。

焦るたかしを制し、ローソクに火を。

ここでも「熱いわ」とか言いつつ、6本のローソクに火が点けられる喜びを味わっていると、母が「辛気くさい、んもう貸しよし!」と火を点けてしまいました。

ばぁさんまで焦ってはります。

未だローソクに火が点いていないのに、電気を消すたかし。

「未だ点けてへんがな!」と叱られたはります。

漸く、火が点きました。

電気を消して「ふ〜」をしましたが、もう一瞬で消えました。

まだ6本やもんなぁ・・・。
いや、肺活量が上がったと喜ぶべきか。

やっぱりケーキは食べたくなさそうなたかし。

「ほら見てみぃな!」
「やっぱりお饅頭にローソク立てたらよかったやん」
「だって・・・まだ6さいやもん」

母と私に責められ、それでも嬉しそうなたかし。

よかったよかった。


今日届いた「しまじろう」の中の付録に、カルタとルーレットが入っていました。

ばぁばに試合を挑み、カルタで圧勝。

ルーレットを使う遊び方では、ばぁばの勝ち。
たかしは2番手、私はビリ。

勝っても負けても嬉しそうなたかし。

そうか。
もうカルタで遊べるんやな。

私はなんとなく、しみじみとした気分で読み札を読んでいました。


もうひとつ、たかしが嬉しいのには理由があります。

実は、帰洛した折に連れて帰っていた「ひまくん(お忘れかもしれませんが、ウチの大事なハムスターです)」を連れて帰ろうとしましたが、こちらに戻る日は、生憎の雨。

傘を差して、杖をついて、たかしの手を繋いで、ひまくんのケージを持つなどという芸当は、私にはできません。

かなり悩みましたが、仕方なく、ばぁばに預けることにしました。

その「ひまぶー(最近、とても太ってきたので、たかしはこう呼ぶのです)」を連れて来てくれたので、再会の喜びもあったのです。

たかしは、毎日毎晩のように「ひまぶー・・・げんきかなぁ・・・」とションボリし、空のケージを眺め、タメイキをついていました。

「ひまぶー、どうもないかなぁ・・・」
「ばぁばがちゃんと見てくれたはるん違うか」
「でもなぁ・・・ころさへんかなぁ・・・」
「いくらばぁばでも、殺しはしはーらへんよ」
「しんようしてないんちごて、しんぱいしてるだけやん」

保育園から帰ってきて「ただいまぁ〜!」と叫び、そして「そうか・・・ひまぶー、いてへんのか・・・」と項垂れたはりました。

そして、たかしは半泣きになり、毎晩ばぁばに電話をかけ、様子を聞いていました。

あまりに毎晩電話をするので、先週末頃には母も毎晩電話をくれて、ひまくんの無事をたかしに報告したはりました。

そうか。
たかしは、ひまくんのことがこんなに大事やったんか。

今更ながら気付いていました。

あまりにも淋しそうなので、木曜日には「こぷるちゃん」を連れて(とは言っても、リュックに入れて)、ガーディアン・ドッグに行きました。

他の飼い主さんのように、ぬいぐるみのこぷるちゃんに「ほら、おすわりしなさい」とか言いつつ、レモンスカッシュを飲んだはりました。


そんなたかしだったので、ひまくんが帰ってきてくれて、本当に嬉しかったのです。

これも、よかったよかった。


それにしても、今日はお日さんがカンカン照りの、いいお天気でした。

かなり暑かったのですが、やっぱりたかしの誕生日はこれでなくては。
なんといっても「太陽」の申し子やしなぁ。

昨日も今日も、そして明日もお祝いして戴ける息子、たかし。

かなりの幸せ者です。


「早よ寝よしや」
「でもな、このテレビな、みずぎの おねえさん、いっぱい でるねん!」
「それがどした」
「みたいやんかー!」
「水着のお姉さんと保育園、どっちが大事なん?!」

また今夜もこんな事言うてる私。

まだ6さいになったところやのにな・・・。


記念すべき、6才になって初めての絵です。
本日ハ晴天ナリ_b0049646_058673.jpg

タイトル「かぶきもの」

Commented by GD at 2006-07-28 00:51 x
    たかし君 6歳のお誕生日おめでとう☆
    (0時を回り2日遅れてごめんなさい…。)

 6歳というのはまだ幼児なのでしょか???
たかし君を見ていると本当に大きくなって、優しくなって・・・。とっても「お兄ちゃん」という感じがします。

 こぷるちゃんに「おすわりしなさい」と言っているたかし君、見れなくて残念です。
 何か想像して笑ってしまいました(^^)フフフ・・

  ひま君、帰って来てよかったですね~(^^)vおかえり~
Commented by marurin373 at 2006-07-28 03:26
>GDさん
26日を迎えるにあたって、また母子手帳を出してきていろいろと眺めていたのですが、身長・体重・頭囲・胴囲の発達の目安になるグラフ、あれって6才までなんですよね。
毎年の誕生日ごとの記録も、6才まで。
「幼児」が名乗れるのも、今年中ということのようです。

決して「年齢詐称」ではないのですが・・・。
でも改札を通る度に、何故か後ろめたくなります。

ひまぶー、元気ですよ!
夜中にがさがさするのが聞こえないの、すっごく淋しかったです。
Commented by suganaolucky5151 at 2006-07-30 00:14
私も!今頃ですが
たかし君お誕生日おめでとうございます。
そして6歳まで元気にたかし師匠を育てたmarurinさんも
おめでとうございます!(大師匠?)
幼児が名乗れなくなるんですか。
六歳って大きな節目なのですね。
これからも「良い」人や物とたくさん出会って、素敵な大人へと
成長して欲しいですね。
きっと、これからますます予想外のハプニングやナイスな珍事件
が起きるのでしょうね!
ますます目が離せません。ドントミスイット。
Commented by marurin373 at 2006-07-30 01:27
>suganaoluckyさん
ありがとうございます!
そうです、私のことも祝っていだきたかったのです・・・!
「幼児」も6才までだそうで。
もう今年までです。
ま、中身はもう既に「おっぱい好きなおっさん」なんですけどね。
by marurin373 | 2006-07-26 23:58 | 今日の出来事 | Trackback | Comments(4)