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「黄色い線」

先日、たかしと電車に乗った時のことです。

「かあちゃん、この きいろい ポコポコしたとこって、めの わるいひとようの ポコポコなんやろ?」
「そうやなぁ」
「でもな、でんしゃ くるときな、この きいろいせんまで さがってくださいって いわはるやろ?」
「言わはるなぁ」
「ほなな、めの わるいひとが いちばん はしってる でんしゃの ちかくに たってるってことか?」
「・・・う〜ん・・・」

そう言われてみると、確かに「点字ブロック」は黄色いし、その黄色い「点字ブロック」よりも後ろに下がれ、とアナウンスされます。

ということは、目の不自由な人が走ってくる、もしくは通過する電車の1番近くに立っていることになる。

たかしの言う通りです。

「きいろい せんの うしろにな、ちがういろの ポコポコつけたらな、めの わるいひと、あぶなないんちがうか?」
「そうやなぁ」
「おりてくるひとに ぶつかるやんなぁ」
「う〜ん、そうやなぁ」

目の不自由な人達の、駅のホームの転落事故は、私達が思うよりもずっと多いと聞きます。

たかしの疑問は、そのまま私の疑問になりました。


ホームにもドアのある駅も増えてきましたが、まだまだバリアフリーではない駅も数多くあります。

エレベーターがあっても、長いホームの片方の端っこにだけ、こっそりとあったりして。
なので、結局たくさん歩かなくてはいけなくなります。


私が1番ムカつくのは、「昇り」はエスカレーターがあるのに「下り」のエスカレーターがないところ。

膝を痛めた方ならおわかりだと思いますが、階段は「昇り」よりも「下り」の方が痛くてキツいのです。

これから高齢化が進んでいくと、足腰の弱った、膝に痛みを抱えるお年寄りも必然的に増えると思います。

そしたらもっと足の悪いものや、いろいろなところが不自由な人達にも優しい社会になるのではないか、と、微かに期待しています。
Commented by しま at 2007-01-27 00:26 x
確かに。たかし君の言うことはもっともですね。
ホームにドアのある駅なんてまれですからやはり危険ですよね。
どうしてセンターにあのラインを設けないのか、確かに不思議です。

エレベーターも不便、エスカレーターもくだりがない
・・・ベビーカーを使うようになってさらにそう思います。
そして、点字の表示・・・見えない人がどうやって気づくんだ?
って思います。
足元になにかしるしでもないと無理だと思うんですよね・・・。
Commented by radi-spa.horie at 2007-01-28 23:51
ホリエは(ご存知かもしれませんが)腰に持病を抱えております。
おっしゃる通り「下り」のツラさったら…。
「健常者」の看板を掲げるだけじゃなく、そうじゃない時の自分の気持ちを考えればおのずと答えは見えてくるような気もします。

考えなあかんなぁ、と考えさせられました。
Commented by marurin373 at 2007-01-30 22:26
>しまさん
ベビーカーを押していると、特に思いますよね。
段差も、すっごく多いし。
とにかく、公共の交通手段は、あんまり「優しく」ないですね。
Commented by marurin373 at 2007-01-30 22:28
>radi-spa.horieさん
腰もつらいですよねー。
「昇り」はあるのに、「下り」がないのって、誰の発想なんでしょうね?
by marurin373 | 2007-01-25 23:50 | 息子(たかし) | Trackback | Comments(4)