振り返ってみて

私のBlogに、どんな言葉で検索して来て下さるのかを見ていたら、毎月「本人尋問」という言葉が入っています。

これは、これから本人尋問を受けようとされている方からなのかどうかわかりません。

私が以前書いたものは、私の心情的なことばかり書いていたので、おおよその流れを思い出しながら書いてみたいと思います。


但し、これは一般的な「家事裁判」で、全ての裁判に当てはまるとは限りません。

あくまでも、私が体験した「本人尋問」です。


まず、家庭裁判所に一番近い駅で、弁護士さんと待ち合わせ。

これは、被告(元オット)に会わないためという配慮からです。

受付の後「原告控室」で待ちます。

この時に、簡単に、弁護士さんからどんな質問を受けて、どう答えるかを打ち合わせします。

特に言いたいこと、それに言いたくないことの最終確認をして、法廷に。

向かって左側が原告の席でした。


「嘘はつきません」といった内容の誓約書を、被告と声を合わせて読みます。

ウエディングケーキ入刀が「夫婦最初の共同作業」なら、これは「夫婦最後の共同作業」ということになります。

読んだ後は名前を書いて、ハンコを押します。


その後は、まず私から、法廷の真ん中の席に座って、弁護士さんからの質問に答えます。

この時、事前に特に注意されたことがありました。

証言は、テープと速記で記録されるのですが、誰かと誰かの言葉が重なるとわかりにくくなるので、相手の言葉がすんでから、ゆっくり大きな声で話すように、と言われました。

尋問をうけている時は、メモなど、何も見てはいけません。


弁護士さんの次は、裁判官です。

どんな質問がされるのか非常にドキドキしますが、でも「嘘はつかない」ということであれば、ありのまま言うしかありません。

本人尋問の前に、もうおおよそのあらましや経緯は裁判の時に書類で提出されているので、その「確認」という意味合いが大きいようでした。


原告の私の尋問が終わったら、私はもう退廷してもよいということなので、被告の待ち伏せなどの警戒の為に、先に部屋を出ました。

時間にして、およそ30分間。


余談ながら、私が退廷したのをいいことに、被告は嘘の証言ばかりを繰り返し、弁護士さんと裁判官に突っ込まれていたそうです。

障害者になる前に亡くなった私の父が、私の障害について話すわけないやん。


傍聴についてなのですが、弁護士さんに「誰かに来てもらえそうですか」と言われていました。

これは、被告の暴言などの抑止力になるからなのですが、なかなか思い当たりません。

内容が「夫婦生活は・・・」なんてことにまで及ぶので、誰に来てもらってもいいというわけにはいかなかったのです。

聞くと「学生が20人くらいが一番望ましい」とのことでした。

いかにも私の身内だとわかると、迷惑がかかりそうやし、かといって誰にも来てもらえないのも心細いし。

で、この時は、職場の、法学部出身で、被告とあまり年の変わらない男性の方に「素知らぬ顔をした、ただの傍聴人」を装ってもらい、来ていただきました。

子供は、できれば京都の実家で預かってもらってくださいと言われていましたが、ちょうど保育園のお泊まり保育だったので、助かりました。


この後裁判所を出て、ハーバーに行き、スタバのテラスでタバコを吸いながら冷たいコーヒーを飲んでいる時、何故か涙が止まらなくなりました。

「終わった」という安堵感からなのか、またいやなことを思い出して話さなければいけなかったのがつらかったのかわかりませんが、しみじみと情けなかったのを今も覚えています。
「これさえ乗り切れば」と意気込んでいたので、緊張が解けたからかもしれません。


これが、私の経験した「本人尋問」でした。


「喉元過ぎれば」で、抜け落ちている箇所もあるかもしれません。

その後もいろいろなことがあったし。

自分に「やましいこと」がなければ、本人尋問は恐くありません。
・・・って、今になってやっと言えるのですが。
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Commented at 2008-06-25 08:24
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2008-06-25 08:26
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by marurin373 | 2008-06-23 10:38 | 思うこととかなど | Trackback | Comments(2)