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2017年 02月 09日 ( 1 )

遺伝

「あぁ、もう、あんたさんも、仕事やら結婚やらで、家出ていって、かあちゃん独りになったら、どないしよー」
「なんや、突然」
「もうな、独りになったらな、京都帰って独りで暮らしていくわ」
「・・・かあちゃんが、独りになる時は、先にオレが死んだ時や」
「なんやそれ」
「オレ・・・結婚・・・せーへんのとちゃうかなぁ・・・」
「なんで?」
「いや、もしもな、家庭持って、子供が産まれても、とうちゃんみたいにな、暴力やら暴言吐いて、奥さんの心も身体も傷付けて、子供をおもちゃみたいに扱って、ひどいことしてトラウマにさせて、離婚て言い出しても、ちゃんと約束も守れんとな、養育費も支払わへんと・・ていう、最低な父親の、息子やからなぁ・・・。なんか、オレもそうなったら、どうしよかなぁ・・・ていう、不安があるねん」

私は、かなり驚きました。

たかしが、そんなことを考えてたなんて!

「そんなん、育った環境やら、育ててる親も違うし、反対に・・・」
「反面教師て、言いたいんやろ?」
「うん・・・まぁなぁ・・・」
「あのな、かあちゃんは、O型やろ?」
「そやなぁ」
「オレはな、A型やけど、あの人と同じの、RHマイナスやねん」
「それがどした」
「そやし、オレは、あの人と同じ血液型やって、ことやん!」
「そんなん、関係ないってば」
「かあちゃんかて・・・ばぁばと一緒の、O型なんやろ?じぃじも、わーくんも、オレも、あの人も、A型で」
「よう知ってんなぁ」
「オレ、いろんな話、聞くけどな、かあちゃんの周りのA型の男の人って、ろくな人いてへんやん」
「そんなことに囚われんとき」
「かあちゃんには、わからへんのや」
「かあちゃんは、そんな風に、たかしを育ててない」
「うん・・・」
「育ててるって、もう、あんたさん、今年で17才やん」
「そやな」
「もう、育てるていうより、一緒に暮らしてるって感じやん」
「まぁな。ゴミも、オレが捨ててるし、朝かあちゃん起こしてるの、オレやもんな」
「そやさかい、大丈夫」
「・・・今度は、あんたの楽観的過ぎるところが遺伝してへんか、不安になってきたわ」

・・・禅問答、思春期につきもの。







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by marurin373 | 2017-02-09 15:01 | 息子(たかし) | Trackback | Comments(0)