たかしの「言葉」

昨年の12月19日の、高校受験の面接の時。

事前に練習していたそうですが、何を訊かれるのか、全くわかりません。

だから余計に緊張しました。

面接官の先生が
「いろんなことは、事前に出してもらった作文に書いてあるから、今日は君のいいところを、たくさん教えてください」やと。

えっ?

「なんで中学に行けなかったのか」とか、訊かーらへんの?

たかしも動揺しています。

そして、何分か経った頃に「あなたは、お母さんをどう思っていますか?」と訊かはりました。

たかしは、暫し考えた後、
「お母さんは、障害があるのに、ぼくを虐待していた父親と離婚し、ここまで大きく育ててくれたことに、とても感謝しています」と言うではありませんか!

私は、この言葉にうろたえてしまい、びっくりしました。

この後、私に「お母さんは、たかしくんをどう思っていますか?」と訊かはったのですが、たかしの言葉にうろたえていたので、うまく話せません。

「命にかえても、大事な存在です。この子が、したいことを見つけたら、出来うる限り、バックアップしていくつもりです」とかなんとか答えましたが、実はあんまり覚えていません。
たかしの言葉に、あまりにも驚いていたので。

ま、面接やから「いつも寝てます」とか「晩ご飯は手抜きです」とか言えへんもんなぁ。

でも、いくら面接の場だとはいえ、こんな言葉をたかしの口から聞けたことで、今までの苦労が全て吹っ飛びました。

合格はしましたが、今は私が学費の工面など、大変です。

仕事もしないといけないし。

でも、いつも「あの言葉」を思い出しては、自分に喝を入れて、頑張っています。
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by marurin373 | 2016-01-24 05:28 | 息子(たかし) | Trackback | Comments(4)

ブログの画像

何年か前から、我が家の年賀状のデザインは、たかしが担当しています。

私は「テキスト・エデッット」で住所と名前を打ち込み、プリントアウトします。

で、その紙の下にハガキを置いて、水平・垂直を見定めて、トンボを付けて、ハガキを外してトンボを繋げて、台紙を作ります。

これを、何枚か、作成。

その紙に、たかしが絵を描き、色を塗り、私はカラー印刷と住所を印刷して、出来上がりです。


しかし、今年は、ちょっと違いました。

「かあちゃん、豊臣秀吉の画像を検索してくれ」と言うのです。

なので、検索し、たかしが「これ」というのをプリントアウトし、予め作っておいた台紙に貼り付け、吹き出しの部分を切り取り、出来上がりました。

もちろん、吹き出しの部分の言葉も、指定されました。

「わかる人には、わかってもろたらええねん。わからへん人には、わざわざ説明する必要はない」と言うので、何の説明もなしです。


ブログのトップページに貼っている画像は、その年のたかしが描いた年賀状の絵なんです。

なので、今年は、1年中「豊臣秀吉」の絵が貼り付けられる予定です。

昨年は「未」で、一昨年は「午」でした。

だから、今年は「申」です。

・・・と、いう訳です。

あ、こんなこと書いたら、また「いらんこと書くな」て叱られる・・・。
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by marurin373 | 2016-01-22 00:02 | 今日の出来事 | Trackback | Comments(0)

ことば

最近、年を経るにつれて、私の使う言葉がだんだんと「古い京都弁」になってきました。

以前はそんなことはなかったのですが、気付いたら、たかしに通じない言葉を使う頻度が高くなってきたのです。

昨年の秋に、わざわざこちらまで訪ねてきてくれはった元生徒さんに「なんどきでもええさかいに、またおいないや」とか言うてるし。

たかしにも「そこの、いかき取って」と言ってしまい、たかしがポカンとしたり。

気を付けないと、相槌に「へぇ」とか言うてしまうので、危険です。

「お元気ですか?」との問いかけには「へぇ、なむなむと」と答える。

「よりによって、そんな時にこそ、そうなるものだ」という意味で「えんばんと、なぁ、そうなるねんなぁ」と言う。

話しかける時に「なぁなぁ、あんなぁ、へぇ」という接頭語が付いてしまう。

この間は「まぁ、きこんかいにしとぅおくれやす」という言葉が、するっと出てきたから、これは「おばあちゃんが使う言葉」です。

こちらのよく話すようになった靴屋さんのお姉さんに
「よく、京都弁が出とうなぁて思って、聞いてます」と、言われました。

そやなぁ。

私も、今年で半世紀生きてきたんやしなぁ。

特に、幼稚園から高校まで、碁盤の目の中に住んでて、おばあちゃんに厳しくしつけられたし、それが出てきてきたのかも知れません。

「で、て言うたらあかんのえ。え、てお言い。せやないと、げさくな」と、よく言われました。

よくよく考えると、亡父が24才で私の父になったんやし、小学校に通っていた私が10才とすると、おばあちゃんは、まだ60代半ばあたりやったのかもしれないので、案外元気で、現役バリバリやったのかも知れません。

「女は、灰になるまで、女やさかいに」と、よく言うてました。

「今日の野菜炒め、ちょっとしんめりになってしもたなぁ」
とか独り言を言ってると、たかしが不思議そうな顔をしています。

まだ息子は15才で、私は49才やのに、私の使こてる言葉は、もう「おばあちゃん」です。

あかんあかん。

せやけど、しやぁおまへんねん。

なるべく、出ないようにはしているのですが・・・。

通じひんのやもん・・・。
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by marurin373 | 2016-01-14 03:26 | 思うこととかなど | Trackback | Comments(0)

タイムワープはしない

先日、何十年振りかに「レイトショー」に行ってきました。

1人で、です。

今回観る「レイトショー」では、お米を投げたりクラッカー鳴らしたり掛け声かけたり歌ったり踊ったりも、一切しません。

おとなしく、観ました。

前売り券を買っていたのですが、ネットで座席の予約ができます。

当日は映画館に行って、ちゃんとした「当日券」を機械から発券してもらいます。

ちゃんと事前にトイレを済ませ、ポップコーンとコーラのMセット650円とパンフレット700円を購入。

喫煙室で一休み。

そして、20分前に、座席に着きました。


この映画は、私が行ける範囲の中で、3つの映画館で上映されていました。
しかも、3Dなのは、ここだけ。

一番行きやすいところだったので、ちゃんとたかしの晩ご飯を作って、早めに出掛けて、たかしの服を買ったりしていました。

今年は暖冬と値段設定を高くしたためか、ユニクロはいつもセールです。
でも、全然人が入っていません。
ヒートテックもフリースもダウンも、たくさんたくさんあります。

私は、たかしのシャツとチノパンを買って、出ました。

その代わり、GUは、若い子達がたくさんいてはります。

ここでも、たかしのシャツと靴下とパーカーを買いました。

何故か自分のものは「節約」として買わないのに、たかしの高校への通学服ばかりは、買っています。

で、なんとなく、そのビルの上にある、楽器店に行ってみました。

たくさんのギター。ベース。

私は高校1年の夏に、映画館の「もぎり」のバイトをして、ショートスケールのベースを4万円で買いました。

で、うろうろ見ていて、ピックをひとつ、買いました。
一番ハードなのを選びました。

別にまたベースを弾くわけではないのですが、なんか、欲しくて。

そして、わくわくする心を押し殺して、そろそろ映画館に行き、一連の行動を率なくこなし、いよいよ始まりました。


ウッドストックが、すぐそこを飛んでいます。

シュローダーが目の前でピアノを弾いています。

吹き替えなので、チャーリー・ブラウンは、鈴木福くんでしたが、私が見ていた頃は、チャーリー・ブラウンは谷啓、ルーシーはうつみ宮土理でした。

「ピーナッツ」では、ずっと描かれていなかった「赤毛の女の子」が描かれていて、それもなんだか「見てはいけない人を見てしまった」という感じというか、個々のイメージをぶち壊したというか、描いたら終わりというか、往年のファンとしては、描いてほしくなかったです。

スヌーピーは、もふもふしているのかと思って、期待していたのですが、う〜ん、ふわふわとかもふもふというよりも、化繊の「フエルト」で作られたお人形のようでした。

夜の21時20分から始まって、23時に終わるという時間帯だったので、観ていたのは、6人くらいでした。

子供の姿は、もちろんなし。

カップルがいたくらいです。

幼稚園の頃からの、大のスヌーピー好きとして、果たすべきことは果たしました。

・・・見ーひんかったらよかった・・・。

私の中の「ピーナッツ」は、こんなんじゃなかったんやもん。

期待し過ぎていたのかもしれません。

もっとシュールなコミックでした。

初めて覚えた英単語は「sigh」で「ためいき」でした。

あれは、谷川俊太郎さんの和訳が素晴らしかったのだと思います。

マーシーが、ペパーミント・パティに呼びかける時の「sir」も、なんて訳すべきか、かなり悩まれて「先輩」と訳されたと聞きます。

私は、やっぱり2次元の古い人間だったようです。

帰ってから、私のスヌーピーのぬいぐるみを抱いて、寝ました。
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by marurin373 | 2016-01-12 00:48 | 今日の出来事 | Trackback | Comments(2)

成長した筈のオレ

「あのなぁ、かあちゃん、」

どこかでたかしが話しかけています。

「オレなぁ〜、」

・・・声はすれども姿は見えず。

「1人でなぁ〜」

どこにいてるん?

「初詣行くしなぁ〜」

どこを探しても、たかしはいません。

おこたの下にも、潜っていません。

「どこにいてるん?」

「あー、んこさんしてるねんー」

トイレを見に行くと、ドアを思いっ切り開け放たれたところに、たかしの姿が。

「戸、閉めんと、してるん?」
「あー、ほんまやっなっ」

しゃべりながら、力むな、息子よ。

私がトイレの戸を閉めないと言って、散々罵った筈のたかしも、戸を開けたまんま、したはります。

ここは、おとなしく、私が戸を閉め、その場を離れました。


お一日に、1人で初詣に行かはったようです。
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by marurin373 | 2016-01-05 04:48 | 息子(たかし) | Trackback | Comments(0)