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入院中

つい先日、1日だけ、入院しました。
かる〜い手術をしたのですが、麻酔が効かなくて、かなり痛い思いをし、その代わりに術後死んだように眠り、案の定、その夜は眠れませんでした。

その病院には、今年4月まで喫煙室があったのですが、「分煙法」とかなんとかいうのが制定されて、かなり遅れてその病院の喫煙室も閉鎖されました。
「部屋」としてあったので、扉が閉められ、「立ち入り禁止」の張り紙がしてあって、文字通り「閉鎖」です。

そのため、喫煙者達は、たとえ真夜中でも、敷地内だけども外の「喫煙場所」で吸わないといけないのです。なんせ、そこしか灰皿がないから。
いたるところに「禁煙」、「たばこは指定の場所で」の張り紙があって、美観を損ねておりました。

今の季節、夜は寒くなってきたので、眠れない夜は、本当に困ります。
「たばこ・・・さむいか・・・コーヒー・・・さっき飲んだか・・・たばこ・・・さむいか・・・」と、呪文のように考え、悶々と過ごさないといけなくなりまして。

で、「どのくらいいろんなことを思い出せるか」を考えてみました。

まず「悲しかった部門」。
これは、ま、順位を決めるもの変な話なんですが、「今までで一番悲しかった事」というのは、まだ「思い出」になっていないんですね。
まだ、「事実」として目の前に存在していることに気付きました。
「経験」と呼ぶのにもまだ早いような気がするし、今も悲しいままだし、泣く時もある。
7年も前の事でも、やっぱりまだ立ち直れてなくて、いつも心の中に「悲しみ」として存在する。
で、これは省いて、「悲しい思い出」を思い出してみました。

そしたら、案外ないんですよね。
あっても、7つくらい。
「独り暮らしの彼氏の部屋に、突然行ってみたら、女の子と一緒に眠っていた」
「遠距離恋愛をしている時、クリスマス・イブが誕生日だった彼氏に、親友と弟と一緒に電話したら女の子が出た」
・・・とか。
もちろん、「おばあちゃんが亡くなった」とかは、当然入るとしても、それくらいしかなかった。
それも、その殆どが「若い時」の事で、恋愛関係が多いような。
感受性が鈍くなることを「大人になる」というのでしょうか。

でも、その時の私のリアクションを思い出すと、突然「話のネタになる思い出」になってしまうのです。

たとえば、女の子と眠っていた場面に遭遇した時。
冬だったし、お布団をかぶっていたので、一体どんな格好で寝ていたのかまではわかりませんでしたが、当時そこまでロン毛の男の子はいなかったし、しかも腕枕してたから、やっぱり女の子だろう、と。じっくりと見る勇気はなかったし。
で、混乱した私がとった行動とは。

いや〜、人間、本当に混乱してパニックに陥り、1度にいろんな感情が押し寄せると、「日常」に戻ってしまうもんなんです。

私は、「洗い物」をし始めました。
2つあるワイン・グラス。2つあるお皿。1つの灰皿に、2種類のたばこの吸い殻があって、片方には口紅の跡。食べ残しのある、大きなお皿。

それらを、ただひたすら、無心に洗い出したのです。
その音で、びっくりして起きた彼氏は、「・・・・なんで、怒らへんの?!」と叫び、私は冷静に、「何か悪い事でもしたん?」と一言。

これって、彼氏にしてみたら、さぞ怖かったでしょうね・・・。
ヒステリックになっていてもおかしくない状況なのに、黙々と洗い物と片付けをしている女。そして、一言だけ、「何か悪いことでもしたん?」やって。

その後のことは、もうはっきりとは覚えていません。
きっと、キレてしまったんでしょうね。

「電話事件」の時は、スピーカーホンにしていたので、一瞬にして3人で固まってしまいました。私は、親友や弟に気を使い、「あ、みんなでパーティーしてんのやな、ごめんな、じゃまして。」とかなんとか繕い、取り敢えず電話を切り、固まったままの2人を一体どうフォローしようか・・・と必死でした。

「悲しい」というよりは、「腹が立った」出来事なんですが、その後、私は怒ってもいいのに怒れず、後で1人で泣いた・・・という思い出です。
でも、今となっては、呑んでる時なんかの、いいネタになっています。
「私の若い時にあった事なんやけどなぁ・・・・」て。

そして、「嬉しかった部門」。
これは、息子を出産できたこと、それだけです。
あとは、全部息子関係ですね。何故かオットの事は思い出しませんでした。

う〜ん、やっぱり人間って、「嬉しかった」ことよりも、「悲しかった」「イヤやった」「腹が立った」ことの方が、より鮮明に覚えているようですね・・・。

「モノより思い出」ていうコマーシャルがありますが、「子供にいい思い出を」、てのは本当は難しいものかもしれません。

とかなんとか考えているウチに、朝になり、まっずい朝ご飯を食べて、無事退院しました。

「痛かった部門」や「びっくりした部門」とか、どれくらい思い出せるのか、また検討してみたいのですが、生憎そんな悠々とした時間というものはなかなかなくて。
また、おばあちゃんになった時にでも、考えてみようかな。
ボケ防止に。
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by marurin373 | 2004-11-20 02:04 | 思うこととかなど | Trackback | Comments(0)