ことば
2016年 01月 14日
以前はそんなことはなかったのですが、気付いたら、たかしに通じない言葉を使う頻度が高くなってきたのです。
昨年の秋に、わざわざこちらまで訪ねてきてくれはった元生徒さんに「なんどきでもええさかいに、またおいないや」とか言うてるし。
たかしにも「そこの、いかき取って」と言ってしまい、たかしがポカンとしたり。
気を付けないと、相槌に「へぇ」とか言うてしまうので、危険です。
「お元気ですか?」との問いかけには「へぇ、なむなむと」と答える。
「よりによって、そんな時にこそ、そうなるものだ」という意味で「えんばんと、なぁ、そうなるねんなぁ」と言う。
話しかける時に「なぁなぁ、あんなぁ、へぇ」という接頭語が付いてしまう。
この間は「まぁ、きこんかいにしとぅおくれやす」という言葉が、するっと出てきたから、これは「おばあちゃんが使う言葉」です。
こちらのよく話すようになった靴屋さんのお姉さんに
「よく、京都弁が出とうなぁて思って、聞いてます」と、言われました。
そやなぁ。
私も、今年で半世紀生きてきたんやしなぁ。
特に、幼稚園から高校まで、碁盤の目の中に住んでて、おばあちゃんに厳しくしつけられたし、それが出てきてきたのかも知れません。
「で、て言うたらあかんのえ。え、てお言い。せやないと、げさくな」と、よく言われました。
よくよく考えると、亡父が24才で私の父になったんやし、小学校に通っていた私が10才とすると、おばあちゃんは、まだ60代半ばあたりやったのかもしれないので、案外元気で、現役バリバリやったのかも知れません。
「女は、灰になるまで、女やさかいに」と、よく言うてました。
「今日の野菜炒め、ちょっとしんめりになってしもたなぁ」
とか独り言を言ってると、たかしが不思議そうな顔をしています。
まだ息子は15才で、私は49才やのに、私の使こてる言葉は、もう「おばあちゃん」です。
あかんあかん。
せやけど、しやぁおまへんねん。
なるべく、出ないようにはしているのですが・・・。
通じひんのやもん・・・。
by marurin373
| 2016-01-14 03:26
| 思うこととかなど
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