たかしの手術 その2 〜鼻編〜
2018年 03月 19日
あと数時間したら、寝グセばっちりのたかしが「うぃ〜」と言って起きてくることでしょう。
そしてバスに乗り、シャトルバスが来るところまで行き、病院に行って入院することになります。
数日前、晩ご飯のちらし寿司を食べている時。
「18日は」
「野菜炒め」
「最後の晩餐やしな」
どうしてそんなに心配になることばかり言うんでしょうか。
さっきもお風呂に入る前に
「最後のお風呂や〜。全身麻酔から起きひんかも知れんしな。きれいにしとこ」
そんなことばかり言うのです。
金曜日の夜はずっとスマホをいじって、なかなかご飯を食べようとしません。
「ご飯はー?」
「まだいらーん」
バイトの日は野菜炒めと決まっているので、さぞ楽しみにしていると思っていたのに、それも食べないと言うのです。
「・・・かあちゃん・・・尿道カテーテルって、抜く時、めちゃくちゃ痛いねんて」
「そんなん検索してたん?」
「もうな、大人の男の人でも泣くくらいなんやて」
「かあちゃんは、すっとしたけどな」
「それはな、女の人と男の人の違いやねん」
「尿道が長いってこと?」
「それそれ」
「けど、そんなふっとい管と違うと思うえ」
「そやし、長いんやってば」
あまりにもたかしが「長い長い」と言うので、思わず
「あんたさんのは、そんなに長いんか?」と訊いてしまいました。
「へ?」
幸い、聞こえてなかったようで、無駄に思春期の男性を刺激しなくてすみました。
結局、ただ只管に「尿道カテーテル」を検索し続け、食欲をなくしてしまい、その日の晩ご飯は食べずに寝てしまわはりました。
バイトの方々も「頑張りや」と言ってくれはったそうで、たかしは「何を頑張るんや」と言っていましたが、たぶん件の「尿道カテーテル」のことかも知れん、とも言っていました。
それぞれに、何かと心配な入院・手術です。
by marurin373
| 2018-03-19 03:34
| 息子(たかし)
|
Trackback
|
Comments(0)