たかしの手術 その3 〜鼻編〜
2018年 03月 21日
1時間程長くかかったので「なんかあったんやろうか、麻酔は効いてるんやろか、」などと心配しつつも、私もベッドの横に座ってうとうとしていました。
やっと看護師さんが「終わりましたよ」と言いに来てくれはったので、一緒にお迎えに行きました。
先に先生が出てきはって、削ったというかペキペキ折ったような骨を見せてもらいました。
思ったよりも多く、大きな骨ばかりで、鼻の形が変わってしまうんちゃうやろか、と思うほどでした。
先生は「思いの外、大きくてたくさんの骨が鼻腔を邪魔してました」と仰ってました。
「今、ぼんやりしていますが、うんとか、ううんとか、首を縦にうなずいたり横に振ったりしているので、意識はちゃんとしていますので、声をかけてあげてください」と言って美人で若い先生は戻って行こうとしはったので
「ありがとうございました」と直角にお礼をしてたかしを待ちました。
暫くしてたかしが酸素マスクをして目を瞑ったまま、運ばれてきました。
「よう頑張ったなぁ」
「うん」
「痛いか」
「うんん」
「まだ眠いか」
「うん」
エレベーターに乗せられ、部屋に戻りましたがいろいろとあるようなので「お母さんはベンチのところで待っててください」と言われ、1人おとなしく待っていました。
たかしがあーんなに心配していた尿道カテーテルは、もう外されたようでした。
よかったよかった。
点滴だけしたまま、まだ目を瞑っているたかしに話しかけますが、首を動かすだけ。
「暑いか?」
「うん」
「汗、拭こか?」
「ううん」
「どやった?麻酔、わかったか?」
「ううん」
「・・・かあちゃん、うるさいか?」
「うん」
「もう寝たいか?」
「うん」
「・・・帰った方がええか?」
「うん」
泊まる覚悟やったのに「もう寝たいしうるさいから帰って」と意思表示され、ショックを受けながらも看護師さんにそのことを言い、あっけなく帰ることにしました。
雨がまた降っていました。
痛む足を引きずって家に帰りました。
1人で寝るのなんて、何年振りやろう?
この家、こんなにスペースあったっけ。
男の子は、かさ高くて、いてるだけで存在感があるもんやなぁと、しみじみ思いつつ、寒かったので暖房を入れたのですが、これも1人やとなんか勿体無いような気がして、けれどもう安堵と疲れと睡眠不足でくたくたになったので、ご飯もそこそこに寝てしまいました。
まだ1日目。
今、無理したらあかん。
明日もあるんやし。
と、いうことで、この辺で。
by marurin373
| 2018-03-21 02:53
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