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たかしの手術 その3 〜鼻編〜

19日の夕方、無事たかしの手術は終わりました。

1時間程長くかかったので「なんかあったんやろうか、麻酔は効いてるんやろか、」などと心配しつつも、私もベッドの横に座ってうとうとしていました。

やっと看護師さんが「終わりましたよ」と言いに来てくれはったので、一緒にお迎えに行きました。

先に先生が出てきはって、削ったというかペキペキ折ったような骨を見せてもらいました。

思ったよりも多く、大きな骨ばかりで、鼻の形が変わってしまうんちゃうやろか、と思うほどでした。

先生は「思いの外、大きくてたくさんの骨が鼻腔を邪魔してました」と仰ってました。

「今、ぼんやりしていますが、うんとか、ううんとか、首を縦にうなずいたり横に振ったりしているので、意識はちゃんとしていますので、声をかけてあげてください」と言って美人で若い先生は戻って行こうとしはったので
「ありがとうございました」と直角にお礼をしてたかしを待ちました。

暫くしてたかしが酸素マスクをして目を瞑ったまま、運ばれてきました。

「よう頑張ったなぁ」
「うん」
「痛いか」
「うんん」
「まだ眠いか」
「うん」

エレベーターに乗せられ、部屋に戻りましたがいろいろとあるようなので「お母さんはベンチのところで待っててください」と言われ、1人おとなしく待っていました。

たかしがあーんなに心配していた尿道カテーテルは、もう外されたようでした。
よかったよかった。

点滴だけしたまま、まだ目を瞑っているたかしに話しかけますが、首を動かすだけ。

「暑いか?」
「うん」
「汗、拭こか?」
「ううん」
「どやった?麻酔、わかったか?」
「ううん」
「・・・かあちゃん、うるさいか?」
「うん」
「もう寝たいか?」
「うん」
「・・・帰った方がええか?」
「うん」

泊まる覚悟やったのに「もう寝たいしうるさいから帰って」と意思表示され、ショックを受けながらも看護師さんにそのことを言い、あっけなく帰ることにしました。

雨がまた降っていました。

痛む足を引きずって家に帰りました。


1人で寝るのなんて、何年振りやろう?

この家、こんなにスペースあったっけ。

男の子は、かさ高くて、いてるだけで存在感があるもんやなぁと、しみじみ思いつつ、寒かったので暖房を入れたのですが、これも1人やとなんか勿体無いような気がして、けれどもう安堵と疲れと睡眠不足でくたくたになったので、ご飯もそこそこに寝てしまいました。

まだ1日目。

今、無理したらあかん。

明日もあるんやし。

と、いうことで、この辺で。









by marurin373 | 2018-03-21 02:53 | Trackback | Comments(0)