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私のやり方

私は母と手を繋いだ記憶がありません。
もちろん、父ともありません。

私がして欲しかった事。
私の話をちゃんと聞いて欲しかった。
私の事を信じて欲しかった。
私が風邪をひいたら優しく看病して欲しかった。
私の事を誉めて欲しかった。
私を叩かないで欲しかった。
私を抱きしめて欲しかった。
私に「好き」と言って欲しかった。

「お前は五条の橋の下で拾た子」と言われていましたが、本当にそれを信じていました。
本当の子とちがうから私のことが嫌いなんや、とずっと思っていました。

思えば、私が息子に「したい」と思うことは、全部私が「して欲しかった」事ばかりです。
息子の話を最後まで聞いて、息子を信じて、「エラいなぁ」と誉めて、ぎゅっと抱きしめて、そして「だ〜いすき」と言う。
息子にそうする事で、私の小さい時の欲求不満はいつしか消えていきました。

1番恐かったのは、私も父や母のような「子育て」しかできないかもしれない、ということでした。
すぐに叩くかもしれない。
息子のことを全て否定するかもしれない。
ゆっくり育てられないかもしれない。
息子に「あんたなんか、嫌いや!」と叫ぶかもしれない。

でも、幸い年がいってから産んだせいか元々の性格が違うせいかどうかわかりませんが、「したい子育て」ができているように思います。

しかし、母は何故いつも急いでいるんやろう。
「早よ、早よ、」と言い続けるし、ちょっとでも遅いと「しんきくさい!」と怒る。
これは今でも変わりません。

「キレない」子供にする為には、ちゃんと手作りのご飯を毎日食べさせていたらよいと聞きました。
子供のことを思って子供の為に何かする事ってよくあるけれど、なかなかその姿を見せることはできません。
でも「ご飯を作っている姿」というのは1番見せやすい。
見せやすいし、わかりやすい。
子供が「原因と結果」をすぐに知ることができる。

毎日息子が「きょうの ごはんも、すっげー んまい〜。なんでなん〜?」と聞くので、
「それはな、かあちゃんが"おいしくなぁ〜れ、おいしくなぁ〜れ"て言いながら作ってるし」と答えます。
「ジャムおじさんみたいに?」
「そう。一生懸命作るねん」
「そやし んまいのか〜」
素直に聞いてくれるので、私も作りがいがあるというものです。

母は食事の支度が大嫌いやったなぁ。
いつも嫌々していたなぁ。
食べている間中「早よ食べなさい」と言っていたなぁ。
味わう暇もなかったなぁ。

母とお客さんが「娘と息子の違い」について話したはりました。
「息子は最初から許して叱るけど、娘は叱っても叱っても腹が立つ」らしいです。

私には息子しかいないし比べることなんてできないけれど、それは親にとっても子供にとってもかわいそうなことのように思いました。

「かあちゃん、うめだと はんきゅうが たたかったら、どっちが かつとおもう?」
「梅田と阪急?」
「せいかいは・・・うめだでしたー」
「ふ〜ん」
「ほなな、さんのみやと はんきゅうが たたかったら?」
「え〜? ・・・わからん」
「さんのみややん」
「そうなんかー」
「でもな、いちばん つよいのは なんやとおもう?」
「何?」
「とっきゅう」
「特急より強いのは?」
「しんかんせんに きまってるやんかー! わかってないなぁ〜」
「特急とバスは?」
「とっきゅう」
「なんで?」
「とっきゅうは、こんくらいあるけど、バスは こんだけしか ないやろ?」
「バスは何に勝つん?」
「タクシー」
「タクシーは何より強いん?」
「じてんしゃに きまってるやん!」
「自転車は何に勝つん?」
「・・・オレがまけるかもしれん」

「あのな、ペンギンさんとマモタンは、どっちかつ?」
「どっち?」
ここで、暫くペンギンさんとマモタンの戦いの様子が語られる。
「ふわふわしてるから、ペンギンさんの かち」
「ふわふわしてるし?」
「うん。マモタンもな、ほんわ〜とした きもちになって、まけるねん」
息子の異種格闘技の話が延々と続きました。

男の子って、いつもいつも「これとこれが闘ったら、どっちが勝つのか?!」てことを考えているのでしょうか。

「かあちゃん、ペンギンさん抱っこして寝よーっと」
「とらんといてー!」
「ほわほわ〜〜」
「オレ、なに だっこして ねたら いいんやさー!」
「ペンギンさん、返すわ。そのかわり」
と言って、息子を抱っこすると
「あせ かくやんかー! あつい〜あつい〜」
とイヤがって、抱っこさせてくれませんでした。
ちぇっ。拒否された。

でも背中を向けて寝ると
「しらんぷり せんといて〜」と泣いてました。

だんだんと難しくなってくるなぁ。 
それに、息子の出す問題にちっとも答えられない。
ま、教えてもらったらいいか。
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Commented by khanato at 2005-11-13 23:26
落ちのない漫才、答えのないクイズ。
そんなもん、わかるか〜。
うちの4歳児も、山の天気みたい。
by marurin373 | 2005-11-13 20:59 | 思うこととかなど | Trackback | Comments(1)