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また帰ってました。

来週の19日は、私の父の命日です。
昨年は、現オットが帰らせてくれなかったので、今年は帰ろうと。

でも18日は、息子が忙しい。
なので前倒しして帰り、お墓参りをしてきました。

金曜日の夕方に出発して、日曜日の夜に帰ってきました。
京都は・・・やっぱり寒かった。

日曜日、息子は母と先に家を出て、マクドに行った後で母の店に。
私は少しだけ○ちゃんと2人だけとなり、ちょっと喋っていました。

○ちゃんは、昼寝の時間だったのにも関わらず、私の話に付き合ってくれはりました。

現オットが○ちゃんを虐め出したのは、いつ頃やったやろう。
「俺は、すっごい犬好きだから」と言っていた現オットは、私が里帰り出産で実家に戻っていた時、ちゃんとご飯や散歩は行ってたんやろうか。

嫁の私がいて、息子がいて、そして犬までいる生活は、現オットのキャパシティを越えていたようで、現オットは「このバカ犬をどっかにやってくれ!」と何度も叫んでいました。

どれほど私が忙しくても、絶対に世話はしない。
サンポはもちろんのこと、ご飯やお水を入れることすらしない。
「犬避け」スプレーを○ちゃんの鼻先に向けて噴いたり、おもらしをしてしまう程○ちゃんを叩いたり、蹴ったり。

仕方なく、友達のお家で預かってもらったこともあります。
でもまたウチに戻ってきて、暫く一緒に過ごしましたが、私の足が悪くなって入院・手術を機に、実家に。
息子の面倒を見ることができなかった現オットに、○ちゃんの世話までできる筈がない。

息子の心配はもちろん、○ちゃんの心配までするとなると、私が保たない。
泣く泣く、母の元に預けることにしたのでした。

「犬好き」「子供好き」と広言している人が、同じように「世話好き」であるとは限らないことを、思い知らされました。

その頃と比べると、○ちゃんは本当に穏やかになりました。
コワい思いもしなくていいし、サンポもご飯も、ちゃんとしてもらえているし。

私は、○ちゃんに対して、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
何度も引っ越したり、コワい思いや淋しい思いをさせてしまった。
そして私は最後まで○ちゃんの面倒が見られなくなってしまった。

○ちゃん、本当にごめん。

年がいった為か、○ちゃんの表情がなくなってきました。
若い時は「にこっ」と笑うこともたくさんあったのに、今はずっと無表情。
怒ることもなくなったけれど、笑うこともなくなってしまいました。

すべてを諦めたようにも見える○ちゃんの顔を見ると、とても悲しい気持ちでいっぱいになります。
わんわんと私の顔を見て吠えると、怒って文句を言っているような気になります。

○ちゃん、私のことは、もうキライになったんかなぁ・・・。

でも、足が悪くなったことで、○ちゃんだけでも先に避難することができて、よかったと思います。
今の私に、息子と○ちゃんの面倒を見ることは、経済的にも身体的にも到底無理です。
本当に○ちゃんのことを想うなら、今のまま、母のところにいることが1番いいとも思います。

でも、もっと年がいったら。
いろんな病気になったら。
看病が必要になったら。

私は、○ちゃんの最期を看たいと想っているけれど、果たしてできるのか。
考えたくないことですが、10才を過ぎると、どうしても考えてしまいます。

どうか、1年でも長く、1日でも長く元気に過ごしてほしいと願うばかりです。

でも、ちょっと意地悪なところは、相変わらずです。
ずっと寝ていて、布団を敷いて「さぁ、寝よう」とすると、起きてくる。
そして、私が寝る布団の、1番「ジャマな」ポイントで寝る。

また帰ってました。_b0049646_17145631.jpg

ちょうどこんな感じ。


寒い寒い時、絶対にストーブの前から離れてくれない。
私と息子は、○ちゃんの背中越しに暖まることになります。

また帰ってました。_b0049646_17175430.jpg

「ここはわたしのばしょやし、どかへんもん」


○ちゃんのニオイ、触った感じ。
トゲトゲした心が、ほんわかします。

また来月も会いに帰ります。

雪の降る中、息子と2人でお墓参り。
息子はお水をかけ、お掃除をして、手を合わせていました。
でもこんなことを言い出しました。

「じぃじな、ここには いはーらへん きが する」
「ほな、どこにいてはんの?」
「いっつも よこに いてるかんじ」
「ふ〜ん・・・」
「じぃじも わーくんもな、こんな さむい いしのしたには、いてないと おもうけどな」
「そうかなぁ」
「オレが あぶないことしても ケガせーへんのはな、じぃじとわーくんが オレを まもってくれたはるから、ぜったいに ケガ せーへんねん」

息子を守ってくれたはるのは、私も感じるけれど、だからと言って車の通る道の真ん中を走るのはどうかと思う。

「かえってきてくれたら ええのになぁ」
「帰ってきはったら、どうすんの?」
「おもちゃ こうてもろて、わるもん たおしてもらう」
「おもちゃか・・・」
「じぃじと わーくんが しんだとき、かあちゃん いっぱい ないたんやろ?」
「泣いたなぁ」
「かなしかったんやろ?」
「今も悲しいよ」
「ほな、かえってきはったら、かなしくなくなるやん」

今は、息子がいてるから、それほど悲しいことはないんやけどなぁ。
Commented by GD at 2006-02-14 21:21 x
息子さんは本当に優しい心の持ち主ですね(^^)

あああww!!
危ないよ○ちゃん!!そんなにストーブに近づいちゃぁー!!
燃えちゃうよ~~~~~!!!

○ちゃんはmarurinさんのこと、嫌いになったりしませんよ!!絶対!!

現オットさんの○ちゃんに対する虐待、本当に最悪です。
Commented by marurin373 at 2006-02-14 21:27
>GDさん
本当に最悪でしょ・・・。
でも、実際に目の当たりにすると、怒りよりも悲しみの方が先で、避難させることばかりを考えてました。
私も、ちゃんと怒ればよかったです。
で、身内でこんなことをする人がいるなんて恥ずかしい!って思うから、誰にも言えなくて。
○も息子も私も、離れて正解だと思っています。
by marurin373 | 2006-02-13 17:47 | ○わんわん | Trackback | Comments(2)