「護る」
2007年 04月 06日
これが、何とも楽しいらしいのです。
朝も「パチっ」と目を覚まし、だらだらすることもなく朝ご飯を食べ、さっさと「いってくるわ!」と出掛けはります。
保育園ではできなかった遊び、野球や「たたかいごっこ」、相撲やなんかができて、なんとなく逞しくなってきはりました。
通い出してまだ1週間も経っていないのに、顔つきが「おにいちゃん」に変わってきました。
しかし、相変わらず学童で何をしているのかが、わかりません。
「今日は何したん?」
「あそんだ」
「誰と?」
「いろんなひとと」
「送ってくれはるお兄ちゃんは、何年生?」
「しらん」
何を訊いても「しらん」と「わからん」と「わすれた」と答えはるので、ま、特に何も言わないのは楽しくやっているということなんかなぁと思ってみたり。
先日、たかしが帰ってくる頃に、玄関のカギを開けておきました。
私は「好意」で開けておいたのですが、これがヒドく気に入らなかったようで。
曰く「もし、かあちゃんが ひとりのときに どろぼうが はいってきたら、どうするんや!」と、怒るのです。
「でも、さっき開けたとこやもん」
「そのあいだに どろぼう きたら、どうすんねん!」
「・・・どうしよう・・・」
「オレも カギ もってるんやしな、カギは しめとき」
「はい」
「あぶないさかいな、きぃつけや」
「はい」
もうすっかり「おにいちゃん」です。
保育園最後の日、いてはる先生全てにたかしと2人で「ありがとうございました」と挨拶をしました。
すると、どの先生も、同じことを言わはります。
「しっかり頑張って、お母さんを護ってあげてな」と。
たかしは「うん、わかってる」と答えていましたが、あまりにどの先生も「護ってあげてな」と言わはるので、私はなんとなく、たかしに対して申し訳ない気持ちになってきました。
母親しかいなくて、しかもその母親が障害者で。
たかしは、もう充分過ぎるほどに私を護ってくれてます。
身体は大きくても、でもまだ6才です。
抱っこしてほしい時もあるやろうし、休みの日にはもっといろんなところに行ったりしたいのかもしれないのに、何も言わずに我慢してくれたはります。
私の具合が悪い時は、テレビの音量を下げて1人でお絵描きをして。
我慢ばかりさせているのに、その上にまだこれ以上「護ってあげて」とまで言われて。
もっと子供でいてもいいのに、私が無理矢理「大人」にさせたのかもしれません。
「そろそろ帰ってくるな」と思うと、時計ばかりを見て、ご飯の用意をしながらそわそわします。
でも、カギは閉めたままにしとこ。
また叱られるし。
で、ドアをガチャガチャする音が聞こえたので、私はほっと安心してたかしがドアを開けるのを待っていました。
でもいつまでたっても「ガチャガチャ」言わすばっかりで、ドアが開きません。
「なんでや?」と思ってカギを開けると、もう殆ど泣いているたかしくんが。
「なんで カギ しめとくん?」
「え? あんたが閉めとけって言うたしやん」
「かあちゃん、いてへんのかと おもて」
「いてるやん、ちゃんと」
「もう どうしよか おもた〜!」
「なんでやな」
「もしかしたら たおれてるんちがうかと おもて」
カギを閉めとけと言うてみたり、開けといてと頼んでみたり。
少年の心は複雑です。
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radi-spa.horie at 2007-04-06 02:13
……やってること、新婚夫婦ですやん(笑)
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marurin373 at 2007-04-06 21:20
>radi-spa.horieさん
・・・ていうか、新婚夫婦ってこんなんなんですか?
出掛ける前の「ちゅー」はしてませんよ。
ま、帰ってきたらすぐに「ごはんごはんごはんごはん」というあたりは・・・ん〜、新婚夫婦でしょうか?
・・・ていうか、新婚夫婦ってこんなんなんですか?
出掛ける前の「ちゅー」はしてませんよ。
ま、帰ってきたらすぐに「ごはんごはんごはんごはん」というあたりは・・・ん〜、新婚夫婦でしょうか?
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marurin373 at 2007-04-06 21:22
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billy-26 at 2007-04-08 00:03
お久しぶりです。
すっかりおにいちゃんですねぇ~たかしくん!
卒園式は残念でしたね・・・
インフルでは仕方ない・・・涙。
大人なような子供のような、そんなたかしくんがダイスキです!
たかしくんは無理やり大人になったわけではなくて、
marurinさんの子育ての中で自然と優しさを培って、
それでmarurinさんを「護って」くれるようになったのだと思うのですが。
素敵なことだと思いますよ。「護って」もらいましょう!
すっかりおにいちゃんですねぇ~たかしくん!
卒園式は残念でしたね・・・
インフルでは仕方ない・・・涙。
大人なような子供のような、そんなたかしくんがダイスキです!
たかしくんは無理やり大人になったわけではなくて、
marurinさんの子育ての中で自然と優しさを培って、
それでmarurinさんを「護って」くれるようになったのだと思うのですが。
素敵なことだと思いますよ。「護って」もらいましょう!
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marurin373 at 2007-04-08 19:22
by marurin373
| 2007-04-06 00:28
| 息子(たかし)
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