やれやれ。

「目標は自信をつける」をまだご覧になっていない方は、こちらからどうぞ。
その続きです。



で、4時25分には、バスが止まるところに行って、ドキドキしながら帰りを待ちました。

もし、乗ってなかったら、どうしよう。

バスが到着。
そんな不安を掻き消すように、笑顔のたかしくん、無事帰還。

「ちゃんと帰ってこれたなぁ」
「そら、いったら かえってくるもんやろ」

なんか言い方に「自信」が見えました。

よかったよかった。

「で、プール、どうやった?」
「おもろかったで」
「どんなこと、したん?」
「・・・わすれた」

わわわ忘れたぁ〜〜?!

「楽しなかったんか?」
「めちゃくちゃ たのしかった」
「ほな、どのへんが楽しかったん?」
「・・・わからん」

家に着いて、一息ついたところで、また訊いてみました。

「どんなこと、すんの?」
「あのな、こっちと あっちが あってな、およげるってゆうたらな、あっちになってん」
「ふん」
「ま、いろいろ」

そうですか・・・。

しかし、なんか機嫌が悪い。

「どしたん?」
「あのな・・・」
「うん・・・」
「もうな・・・」
「うん・・・」
「めっちゃくちゃ、おなか すいてんねん」

すぐにご飯の用意をしました。

ご飯を食べながら、再び訊いてみました。

「ほんで、プール、どやってんな」
「ん〜とな、なんかわからん」
「わからん〜?!」
「たのしかったことは、ホンマや」
「昨日の事と違うやん? ついさっきのことやんか」
「え? きのう、プールって いったっけ?」

この人の頭の中、すが立ってるん違うか?

「なまえは わからんけどな、だれか おともだちになった」
「ふ〜ん」
「リーダーさんは、みんな おんなやった」
「ふ〜ん」
「あ、みずぎな、ちんちんが はみでそうで、ひやひやした」
「ふ〜ん」
「それだけ」

それだけか・・・。


男の子って、こんなにも何も言わないものなのでしょうか。

毎日、保育園の帰りに「今日は、何したん?」と聞くのですが、これが毎日毎日「わからん」という答え。

「給食は?」
「わからん」
「おいしなかったんか?」
「おかわりしたけど?」

無意識で過ごしたはるようです。

それでも、たまに保育園での出来事を話してくれることがあります。

7月7日は、7月生まれと8月生まれの子供達のお誕生会と、七夕会がありました。

該当する子供は前に立って、みんなにお祝いをしてもらい、先生からインタビューを受けるそうです。

その日、たかしは前に立って、インタビューを受けたそうです。

先生の「好きな乗り物は何ですか?」との質問に、他の子は「しんかんせん」とか「ジェットコースター」とか答えはったそうです。

さて、たかしの番が来た時。

とりたてて好きなものが思い付かなかったらしく「なんにもない」と答えると、先生が「何か言わないとダメです」と言わはったらしい。

で、たかしは「タクシー」と答えたそうです。

「なんでタクシーにしたん?」
「らくやから」
「電車とかは?」
「べつに すきちゃうもん」
「車は?」
「うんてんしてもらえるし、みちも しったはるんやで?」
「そうか・・・」
「このこたえ、あかんの?」
「イヤ、いいよ」
「ホンマのきもち、ゆうただけやで?」
「別にいいってば」

「子供は子供らしく」なんて、幻想です。
かあちゃんの既成概念を壊してくれて、ありがとう。

明日も頑張って行ってきてください。
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by marurin373 | 2006-07-31 19:45 | 息子(たかし) | Trackback | Comments(6)

目標は「自信をつける」

今日から、YMCAの水泳教室が始まりました。
一応、金曜日まで、連日。

YMCAに行く為に、YMCAの循環バスで行くことにしました。

このバスは「原則として保護者の方のご乗車はご遠慮ください」ということなので、たかし1人で行ってもらうことにしました。

いや、別に私が市バスに乗って連れて行けばいいのですが、折角の機会やし。

思えば、今のたかしの年の頃、私は1人で五条河原町から市電に乗って、出町柳まで「英語教室」に通っていました。
烏丸車庫のおばあちゃん家にも、1人、もしくは弟を連れて、市電で行ってました。

今は「1人で電車、もしくはバスに乗って、どこかに行かせる」ことは、とてもコワい世の中になり、「はじめてのおつかい」にも行ってもらえなくなりました。

それでなくても頼りないたかしくん。

自立の為の第一歩として、1人でバスに乗って行ってもらうと決心しました。

幼稚園にバスで通っている子供さんなら、もう平気なのかもしれませんが、たかしにとっては初めての経験。

私にとっても、初めての経験です。

昨日は何度も確認し、準備し、大騒ぎでした。

たかしはいつものように、紙に重要なことを書いたはりました。

b0049646_15392533.jpg

ロこぐちからYMGAまでおいる
ほかのひとがおりてもおりない
しゅてんがYMGAです
ぷるがすんだらバースでまた
ロこぐちでおりる


この謎の暗号文が書かれた紙を何度も読み、音読し、確認して。

「C」が「G」になっていますが、ま、これはいいとして。


今日は、「5分前には来ていてください」と書いてあったのに、15分前にはバスが止まるところに着いていました。

んもう2人でドキドキして、バスが来るのを待ちました。

で、時間通りに来たバスに乗り、勇んで行かはりました。

4時33分に、また同じところにバスがやってきます。

果たして、たかしはちゃんとそのバスに乗っているのでしょうか。

・・・かあちゃんの方が緊張して、どうする。
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by marurin373 | 2006-07-31 15:48 | 息子(たかし) | Trackback | Comments(0)

誕生週、終了

連日お祝いをして戴いて、毎日「もう6さいや〜!」と絶叫したはった、たかし。

今日は保育園で、「夏の夕べ」という行事がありました。

夕方からみんな浴衣を着て集まり、盆踊りやなんかをするのですが、この「夏の夕べ」の為に猛特訓をしはります。

年長のたかしは、和太鼓と鼓笛隊。

夏風邪をひいたりお腹風邪をひいてお休みしていたので、練習はあまりできていません。

鍵盤ハーモニカは「やってるフリ」ができましたが、太鼓はそうはいきません。

ドキドキドキドキ。

記念集合写真を撮った後で、ハッピを着ます。

捩じり鉢巻きをすると、粋な祭り衆というよりは、どう見ても「らっしゃい、らっしゃい」の掛け声の方がよく似合う。

そんなハッピ姿で、目は虚ろ、半ば放心状態の「よさこい鳴子踊り」を聞きました。

その後、また甚平にお着替え。

この甚平は、確か2年前に「ちょっと大きめを」と思って120のサイズを購入したもの。

「夏の夕べ」の前に着せてみましたが、どう見ても寸足らず。

ん・・・・どうしようか・・・。

1年の内で、甚平を着る機会なんて、この「夏の夕べ」ぐらい。

今年限りということで、我慢して戴きました。

「ほら、早よ甚平着よし」
「かあちゃん、よびすては あかん」
「誰に?」
「ちゃんと、じんべいさんって いわな、しつれいや」

また叱られました。

甚平さんを着て、次は小太鼓。

これまた異次元にトリップしたままの、演奏。

それでも涙ぐむ、私。

入園したばかりの時は、年長さんが大きく見えたのになぁ。
もう今年で卒園か・・・。

5年間て、あっという間やな。


この「夏の夕べ」には、とてもイヤな思い出があります。

まだ2才になったばかりのたかしが、踊りに参加しなかったのです。

このたかしという人は、本当に集団行動ができないというか、あかんたれというか。
こういう行事に参加するのをとてもイヤがっていました。

ただ泣いて、イヤがるだけでした。

この時も、私の傍を離れようとせず、いくら「やっておいで」と言っても、イヤがるばかり。

私は「ほな、みんながしはるの、見てよか」と言って、たかしを膝に乗せていました。

でもちょっと罪悪感があるのか、わたしの膝から降りて、遊具の後ろに隠れてしまいました。

その時に一緒に来ていた現オットが、まだ幼いたかしに向かって「踊ってこいよ!」と怒鳴りつけ、それでも踊らないたかしに腹を立てて、先に帰ってしまいました。

その後、たかしはずっと泣き続け、この「夏の夕べ」が終わっても、拙い言葉で「かえらへん」と駄々をこねていました。

なんとか家に戻ったものの、この日から、たかしの「とうちゃんキライ」が始まったように思います。

昨年の小運動会に、現オットが突然やってきたことで、たかしは保育園の行事をますます嫌がるようになりました。


でも、今夜は虚ろながらも、ちゃんと太鼓が叩けました。

こうやって、ひとつひとつ2人でクリアしていけそうです。


たかしの「バースデーウィーク」だったのに、私がずっと風邪を引いていて、ずっと体調を崩していました。

なので、たかしの日記も、こんな有様でした。
b0049646_151957.jpg

「このひなにもおきなかた」


ただテレビを見ているだけの、自分が描いてあります。
めちゃくちゃ淋しい内容です。

熱が続き、腎臓結石が痛んでも、それでもなんとか頑張れたのは、たかしの日記に、こんな文字を見つけたからです。

b0049646_164632.jpg

ちょうど、誕生日の26日の日記です。


「笑」と書いてありました。
ウルトラマンには落書きがありますが。

この日の日記には、「たじょびケーキたべたおんかたばあばがきた・・・・・?!???。」と書いてあります。

字もめちゃくちゃで、中途半端で、内容もイマイチ意味不明な部分があるのは、この日記を書いていた時、テレビに「ほしの あき」が出ていたからです。

この「笑」という文字と、笑っている(たぶん)自画像は、「ほしの あき」のおっぱいを見ている時の気分と、自分なのかもしれません。

ま、ええか。
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by marurin373 | 2006-07-29 23:59 | 息子(たかし) | Trackback | Comments(2)

本日ハ晴天ナリ

昨晩は興奮気味だった息子。

「いま、あした?」
「まだ」
「オレ、もう6さいに なった?」
「まだ」
「まだ5さいなん?」
「そう」
「もう 6さいになっても ええやん」
「まだ」

「早よ寝ーへんかったら、誕生日、来ーひんよ」
「でもな、このテレビな、おねえさんの パンツ、みえるねん!」
「それがどした」
「みたいやんかー!」
「お姉さんのパンツと保育園と、どっちが大事なん?!」

あぁ、こんなこと言って叱ってる私が悲しい。

ま、お姉さんのパンツと言っても、チアダンスする女の子の事だったりするのですが。


今日は、母の店の定休日。
なので、必然的にやって来はりました。

たかしは、ケーキよりもお饅頭が好きなので、ケーキが欲しいと言うことは殆どありません。

でも今日は特別。
どうしてもケーキが、しかもホールのケーキが欲しいらしい。

「ローソク、ふ〜したいもん!」
「ちゃんと食べるんか?」
「たべると おもう」
「去年もローソク消しただけで食べへんかったやんか」
「6さいやから、たべる」

ケーニヒスクローネでいろいろ見ましたが、3人でホールのケーキを1個というのはキツい。

ショートケーキが8個、セットになっているのを発見。
4種類が、2つづつ。
一応、ホール状になってるし。
それに決めました。

お店のお姉さんに「誕生日なので、ローソクをお願いできますか?」と訊ねると、快く笑顔で「お名前も書きましょうか?」とのこと。

たかしの名前を告げて、チョコレートのプレートに名前を入れてもらいました。

ただ、ここでちょっとしたミスが。

私がたかしの名前に「くん」を付けないで申告した為、プレートももちろん呼び捨てに。

なんとなく「お兄さんのお誕生日」という感じがしたので、これはこれでよかったのですが。

6本のローソクを立て、未だ火を点けていないのに「ふ〜」をしているたかし。

焦るたかしを制し、ローソクに火を。

ここでも「熱いわ」とか言いつつ、6本のローソクに火が点けられる喜びを味わっていると、母が「辛気くさい、んもう貸しよし!」と火を点けてしまいました。

ばぁさんまで焦ってはります。

未だローソクに火が点いていないのに、電気を消すたかし。

「未だ点けてへんがな!」と叱られたはります。

漸く、火が点きました。

電気を消して「ふ〜」をしましたが、もう一瞬で消えました。

まだ6本やもんなぁ・・・。
いや、肺活量が上がったと喜ぶべきか。

やっぱりケーキは食べたくなさそうなたかし。

「ほら見てみぃな!」
「やっぱりお饅頭にローソク立てたらよかったやん」
「だって・・・まだ6さいやもん」

母と私に責められ、それでも嬉しそうなたかし。

よかったよかった。


今日届いた「しまじろう」の中の付録に、カルタとルーレットが入っていました。

ばぁばに試合を挑み、カルタで圧勝。

ルーレットを使う遊び方では、ばぁばの勝ち。
たかしは2番手、私はビリ。

勝っても負けても嬉しそうなたかし。

そうか。
もうカルタで遊べるんやな。

私はなんとなく、しみじみとした気分で読み札を読んでいました。


もうひとつ、たかしが嬉しいのには理由があります。

実は、帰洛した折に連れて帰っていた「ひまくん(お忘れかもしれませんが、ウチの大事なハムスターです)」を連れて帰ろうとしましたが、こちらに戻る日は、生憎の雨。

傘を差して、杖をついて、たかしの手を繋いで、ひまくんのケージを持つなどという芸当は、私にはできません。

かなり悩みましたが、仕方なく、ばぁばに預けることにしました。

その「ひまぶー(最近、とても太ってきたので、たかしはこう呼ぶのです)」を連れて来てくれたので、再会の喜びもあったのです。

たかしは、毎日毎晩のように「ひまぶー・・・げんきかなぁ・・・」とションボリし、空のケージを眺め、タメイキをついていました。

「ひまぶー、どうもないかなぁ・・・」
「ばぁばがちゃんと見てくれたはるん違うか」
「でもなぁ・・・ころさへんかなぁ・・・」
「いくらばぁばでも、殺しはしはーらへんよ」
「しんようしてないんちごて、しんぱいしてるだけやん」

保育園から帰ってきて「ただいまぁ〜!」と叫び、そして「そうか・・・ひまぶー、いてへんのか・・・」と項垂れたはりました。

そして、たかしは半泣きになり、毎晩ばぁばに電話をかけ、様子を聞いていました。

あまりに毎晩電話をするので、先週末頃には母も毎晩電話をくれて、ひまくんの無事をたかしに報告したはりました。

そうか。
たかしは、ひまくんのことがこんなに大事やったんか。

今更ながら気付いていました。

あまりにも淋しそうなので、木曜日には「こぷるちゃん」を連れて(とは言っても、リュックに入れて)、ガーディアン・ドッグに行きました。

他の飼い主さんのように、ぬいぐるみのこぷるちゃんに「ほら、おすわりしなさい」とか言いつつ、レモンスカッシュを飲んだはりました。


そんなたかしだったので、ひまくんが帰ってきてくれて、本当に嬉しかったのです。

これも、よかったよかった。


それにしても、今日はお日さんがカンカン照りの、いいお天気でした。

かなり暑かったのですが、やっぱりたかしの誕生日はこれでなくては。
なんといっても「太陽」の申し子やしなぁ。

昨日も今日も、そして明日もお祝いして戴ける息子、たかし。

かなりの幸せ者です。


「早よ寝よしや」
「でもな、このテレビな、みずぎの おねえさん、いっぱい でるねん!」
「それがどした」
「みたいやんかー!」
「水着のお姉さんと保育園、どっちが大事なん?!」

また今夜もこんな事言うてる私。

まだ6さいになったところやのにな・・・。


記念すべき、6才になって初めての絵です。
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タイトル「かぶきもの」

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by marurin373 | 2006-07-26 23:58 | 今日の出来事 | Trackback | Comments(4)

ホンマにありがとう。

正確には「2000年7月26日 午後13時38分」なので、まだなんですが、今日はたかしの6回目のお誕生日です。

今日は本当に幸せな気分の夜です。

「産まれてきてくれて、ホンマにありがとう」と、心の底から言える喜び。

この日を無事迎えられた安堵感。

そして、こっそりと自分を誉め讃えるのも忘れてはいません。

かあちゃんは、ホンマに、たかしに会えてよかった。
こんなに幸せな気持ち、愛するということ、守るということ、そして私の本当の強さを教えてくれてありがとう。

たかしは、かあちゃんの「元気の素」です。

これからも、かあちゃんは頑張るよ。

・・・でも時々は、ぐちぐち言わせてな。
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by marurin373 | 2006-07-26 01:35 | 息子(たかし) | Trackback | Comments(6)

微妙世代、突入

最近、たかしが口にする言葉が、変に大人びてきました。

以前から「理屈」を言う人だったのですが、その「言い方」がだんだんと変わってきたように思います。

「あのな、カブトがな、カブトゼクターで へんしんするときにな、こう、びゅーってなって・・・」

あっちを向いて、黙っている。

何や?

「あ、いまの はなし、なかったことにして」

「なかった事」にしてほしいらしいです。

後、よく私は「そんな いいかたしたら、しつれいや」とか「その いいかたは、こころに ぐさっとくる」とか「いわれたほうの きもち、かんがえてみ?」等と言って、叱られます。

使う言葉が、だんだんと変わってくるのを見ると、本当に「成長しはった」というか「大人に近付いてきたはる」というか「年とらはった」というか・・・。

ま、その他は相変わらず「擬音」と、最近は怪しげな「えいご(と、たかしが称する)」ばかりですが。

私がMacをさわっていると、後方では「キーガシン、キーガシン、ズバぁ〜ン!」とか「キキー! ドルドルドルドル・・・ババぁ〜ン!!」とかいう音が絶えず聞こえています。

しかし「ひとりで あそぶのって、ホンマに さみしいし おもしろくないって、かあちゃんは わかってない」とか呟いたはるので、注意が必要です。


昨夜、寝る前に突然、たかしが「しょうがっこうに いっても、かあちゃんと いっしょに かえりたいねん」と言い出しました。

「小学校行ったら、お友達と帰ってくるんちがうん?」
「いや、ほなここでばいばいって いうたあとが、こわいねん」
「ふん・・・」
「もしな、どろぼうが きたら、どうする?」
「泥棒か?」
「はなればなれやったらな、かあちゃん、オレを たすけられへんやろ?」
「そやなぁ」
「いまな、はやってる どろぼう、いるねんて」

流行っている泥棒という言い方もどこか変ですが、誘拐とかのことやろか?

「あのな、おんなのひとがな、『わたし きれい?』ていうてな、『きれい』っていうたらな、もう あかんねん」
「ふ〜ん・・・『きれい?』て聞かれてな、『不細工やけど』って言うてみたら?」
「そんなこというたら、きずつけるやろ?」

泥棒を傷付けまいとするたかし。

「その おんなの ひとな・・・」
「うん」
「くちさけびおんな っていうねんて」

口叫び女・・・。
かあちゃんは、口裂け女しか知らんけどなぁ。

「その、くちさけびおんなって、泥棒なん?」
「わっるいわるい、どろぼう」
「ふ〜ん」
「もし、くちさけびおんながきたらな、かあちゃん、まもってくれる?」
「そら守るけどなぁ」
「おやくそくやでぇ! いま、かみに かいて!」

「また明日書くやん」
「かあちゃん、としとってきたから、すぐ わすれるし、すぐ もの なくすし、どこにおいたか、すぐ わからんようになるやんか」
「そらそやけど・・・それは覚えとくわ」
「やくそくやで!」
「うんうん」
「あ、この おやくそくも わすれられるかもしれん!」

加齢のせいで、信用のない私。

「そのな、くちさけびおんなの話、どこで聞いたん?」
「あのな、きのうのきのう」
「土曜日か?」
「いや、きのうのきのうのきのう」
「金曜日か?」
「くわしいことは わからんけどな、とにかく、あ、かめなしくんや〜て いうてた ばんぐみ、あったやろ?」
「ああ、言うてたなぁ」
「それでな、そんな はなしになるとは おもわんかったし、みてしもてん」
「そうか〜」

曜日の感覚、未だナシ。

「かあちゃん・・・」
「ん?」
「かあちゃん、くちさけびおんな きたらな、たたかってや」
「はいはい」
「はいは いっかいで ええ」
「はい」

「なぁ、」
「なに?」
「・・・私って、きれい?」
「やめてぇー!」

寝る直前に泣かしてしまいました。

「あのな、たぶんな、そのくちさけびおんなってな、夜に子供が1人で道歩いてたら、来るんやと思うよ」
「ほんま?」
「ほんま」
「いえの なかは はいってきーひん?」
「入ってきーひんよ」
「あさとか おひるは?」
「いてないよ」
「いま、おひる?」

朝と昼と夕方と夜の感覚も、ナシ。

「今は夜やけどな、家の中やし、もう早よ寝たらええねん」

もう寝はりました。


幼児なのか少年なのか、はたまたおっさんなのか、本当に微妙な年頃です。

「かあちゃんと彼女、どっちが好きなん?」
「そら、かあちゃんやんか」
「ほなな、彼女がな、『私と、かあちゃん、どっちが好き?』て聞かはったら、どう答えるん?」
「それは きかんといて」
「なんでやな」
「そういうことは、オレの くちからは、いえへん」
「かあちゃんが聞いたら、かあちゃんって言うやろ?」
「あいつが きいたら、あいつに なるもん」

上手に生きていって下さい。

 
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by marurin373 | 2006-07-25 07:09 | 息子(たかし) | Trackback | Comments(0)

画像処理能力

7月は、何かとナーバスになってしまう私ですが、後半になると元気復活です。

今週の水曜日に、たかしの6回目の誕生日がやってきます。

先週あたりから、カレンダーを見ては「きょう、どこ?」と聞き、26日まで「あしたの、あしたの、あしたの、あしたの・・・あしたは、おたんじょうびや!」と言い出すようにならはりました。

誕生日が嬉しいのか・・・。

6年前の今頃は、スイカを丸呑みしたようなお腹で、ふうふう言うてたなぁ。

ついこの間のことのような、もうずっと前のことのような。


そのたかし君ですが、どうやら画像処理能力が高いらしいのです。

ぱっと見て、見たまま書けるようなのです。

テレビを見ていて、テロップに出てきた文字を書き留めて「これって、なんていう じ?」と聞いてきはります。

例えば、こんな感じです。
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これは、出と大と上、王と山が書いてあります。


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こちらは、見と本、男、下、芸、当。


一体どんな番組を見ていたのかわかりませんが、突然こんな文字の羅列を見せられて、解読しないといけません。

でも。
漢字はわかるのに、何故いつまでも「く」と「つ」が裏返しになるのか。

テーブルの上には、私の文字で大きく「くつ」と書いた紙を置いてあるのにもかかわらず、相変わらず裏返しやし。

この人の頭の中は、一体どうなっているのでしょうか。

とにかく、これからのたかしに必要なのは、ずばりこれです。
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頑張って、磨いてほしいものです。



今日の絵です。
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フードのパーカーを着た、こぷるちゃんです。

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by marurin373 | 2006-07-23 20:38 | 息子(たかし) | Trackback | Comments(6)

天候に伴い

帰洛するちょっと前から、なんとなく兆候はありました。

ご飯を食べて、お風呂に入って、たかしと笑って一晩寝たら、もうすっきりと忘れられるくらいの些細な事。

ふと気が付くと、それらが積もり積もっていて、私はかなり落ち込んでいました。

「私て、今落ち込んでるな」とわかったのは、実家で1人でお風呂に入っていた時でした。

その夜、たかしはばぁばとお風呂に入ったので、私は久し振りに1人でお風呂に。

なんかもう突然悲しくなってしまって、ぼろぼろと泣きました。

私は、かわいそうやなんて思われたくない。
「気の毒」でも「不憫」でもない。

だって、足が悪くても、子育ては大変ではないし、内部障害があっても、生活はしていける。
お金はないけれど、ご飯もちゃんと食べてるし、電気も点いてるしガスだって点くし。

もういなくなってしまった親や兄弟や、そして犬のこと。

だからといって、私はいつまでも「かわいそう」じゃない。

でも、やっぱり、健康が羨ましい。
兄弟がいてはるのが羨ましい。
犬を飼えるのが羨ましい。
お金のある人が羨ましい。

こっちではもう普通にしているのに、やっぱり帰ると、精一杯繕っていた部分が解けてしまいます。


そして、○ちゃんのいない家。

母が○ちゃんとの「日常の思い出」を話すと、もうやたらと腹が立ちます。

私にとって、○ちゃんに会うことは、もう「日常」ではなく「特別」でした。

○ちゃんのいる生活が「当たり前」だった母が、羨ましいのです。

そして、未だに母を許していない自分がいました。


私は、きれいな感情だけでは生きていけない自分を持て余していました。

「感謝」「尊敬」、そんな気持ちだけ持って生きていけたら、どんなにいいやろう。

実際には、羨望や嫉妬、怒りやなんかのどろどろとした醜い感情が、胸に渦巻いているのです。

小さな事で腹が立つ自分を抑えるのに、本当に苦労し、そしてもうぐったりしてしまいました。


そしてやっぱり、○ちゃんがいなくなって、もう本当に淋しくて悲しくて、泣いてしまう自分がいました。

頭では「泣くと○ちゃんも悲しむ」だとか「虹の橋で待ってくれている」とか、そんなことはわかっています。

でも、どうしても理屈ではない部分が、まだ過敏に反応するのです。


「怒り」や「悲しみ」のメーターが振り切って、もう既に何も感じなくなったのだと思い込んでいましたが、私はまだまだそんな境地には達していませんでした。


思えば、今の生活に切り替わって1番に思ったことは、ご飯てなんと美味しいものなんだろうということと、夜に眠りに落ちることは、なんと気持ちのいいものなんだろうということでした。

たかしが元気でよかった。
私の足が動いてよかった。
今日も起きられてよかった。

改めて「生き出した」私にとって、平凡なことも充分に感謝すべき事柄でした。

でも、私は現状に甘え、たかしにも甘えていたのかもしれません。

たかしの元気が「日常」であるこの生活を、もっと大事にしないといけないなぁなどと自戒しつつ、こっちに戻ってきたのでした。


怒り続けることは、本当に精神力を消耗します。

どうにかして、淡々と裁判を続けることは可能なんでしょうか。

9月には、私の「原告本人尋問」があります。

私のすべきことは、たかしとの生活を大事に守ることのみ。

なので、今夜もしっかりとご飯を食べて、楽しくお風呂に入って、笑いながら寝ようと思います。


今日は、写真を1枚。

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新聞を読む○ちゃんです。

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by marurin373 | 2006-07-21 17:47 | 思うこととかなど | Trackback | Comments(10)

ふつう

昨日、なんとか無事帰還いたしました。

暑さに対しては覚悟していたつもりでした。

でも、京都はやっぱり「いけず」でした。

あんなにヒドい雨が降るなんて、予想だにしていませんでした。


母の店が引っ越しをしてから、初めて行って見てきました。


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店は、こんな「路地」の奥にあります。


b0049646_19181294.jpg

なんとなく、懐かしい感じがします。


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ここをくりっと回ると、母の店がありました。


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京都の庭は、家の中。


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お茶を飲みながら、オシャベリしながら、ごゆっくりどうぞ。



こんな「町家」と言われる家を店舗にしてはる店が、本当にたくさん増えました。

こういう家で育った私には「暑うて寒うて暗い」というイメージがあるのですが、なんか流行っているらしい。

でも、落ち着くのは、確かです。

しかし母の店の場合は、とっても「せわしない」母が店をしているので、私は落ち着きません。
お猿なたかしはうろうろするし。

もうちょっとゆっくりしてもええやん。


私の予定としては、宵山あたりにたかしを連れて行って、実際の鉾の大きさを見せて、高い高い「ちまき」を奮発して船鉾に乗せて、そして巡行を見せる。
私は「屏風祭り」を楽しむ。

「ほこって おおきいなぁ」
「オレよりも おっきい、しゃりん!」
「あ! あんなに おおきな ほこが、うごいてる!」
「くぎとか つかわんと、きと なわだけで つくられてるなんて、すごい!」
そんな感想を聞きたかったのですが。

実際は、宵々山にも宵山にも行かず、家で「てまきすし」を食べ、雷に泣き、深夜までテレビを見て、だらだらとし、そして大雨の中、巡行を見ました。

巡行を見る為に、御池通りにずらーっと椅子が並べられ、観覧できる「招待席」というものがあります。
私達は運良く「南観覧席」の招待券を戴くチャンスに恵まれたのですが、ちょうど巡行の時に限って、大雨。

ビニール袋のようなカッパをもらい、それでも濡れるので傘を差して、巡行を見ました。

鉾が直角に曲がる「辻回し」は、他の人達の傘で全く見えず、そしてやたらと時間がかかるので、たかしはだんだんと飽きてきたらしい。

「つぎ、まだぁ〜」
「今な、あの角んとこでな、きゅって回したはるねん」
「まだぁ〜」
「難しいしな、なかなか曲がらへんねんて」
「まだぁ〜」
「京都のお祭りはな、のんどりしてるねん」
「まだぁ〜」
「もうちょっと、我慢しよし!」

何怒ってるねん、私。

始めのウチは「おおきいなぁ」とか言うてはりましたが、いくつか山を見ると「もう、かえろっか」と言い出し、雨もヒドいし風邪でもひかれると困るので、菊水鉾が通り過ぎた辺りでリタイアしました。

「カマキリ」も動かへんし、びしょびしょに濡れた裃と袴のおじさん達を見ていても、そら面白ないわなぁ。

店に戻って、母に「祇園祭、どやった?」と感想を聞かれて、たかしは「ふつう」と答えたはりました。


16日、少し雨が小降りになった時、たかしが「おはかまいり、いかなあかんやん」と言い出しました。

そやそや。
それがメインやったんやった。

弟のお墓参りをして、また「あんたはアホや」と呟いて帰ってきました。


そして、○ちゃんのいなくなった実家は、本当に「しょーもない」家でした。

もう、帰るのやめよかなぁと思う程でした。


来月は、お盆。
たかしは、どうしても「大文字の送り火」が見たいらしい。

ポケモンの「わざ」で「だいもんじ」というのがあるので、是非ほんまもんが見たいと言うてはります。

でもなぁ。
夜、山に、ぼおっと「大」とか「妙」とか「法」が浮かぶだけやのにな。

すっごく期待していたら、また「ふつう」とか言われるかもしれません。


祇園祭も大文字も、楽しくなるのはもっと先。

「迷子になったらあかんし」とかなんとか言うて、こっそり彼女の手を繋ぐ。
それだけが楽しいねんな。

たかしが楽しい「祇園祭」は、もうちょっと先のようです。


今日の絵です。

b0049646_19525519.jpg

ちくわが好きらしいです。

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by marurin373 | 2006-07-18 19:57 | 今日の出来事 | Trackback | Comments(4)

生死の確認電話

いや、わかっています。

確かに、無謀です。

自殺行為とまでは言わなくとも、自傷行為かもしれません。


そもそも。

今月の1日は愚弟の命日でしたが、翌2日はたかしが非常に楽しみにしている月に1度の、YMCAの日でした。

申し訳ないが、亡くなった弟よりも生きてるたかし優先で、1日は帰洛しませんでした。
2日の朝も早いことやし。

「ほな、ちょうど連休あるし、14日の夜にでも帰るわ」と言っていたのですが、その日は祇園祭の真っ最中!
14日といえば「宵々々山」やん。
夜に四条河原町に降りるなど、不可能!

・・・忘れてた・・・。

・・・どうしよう・・・。

たかしに相談しましたが「ほな、1と5のひの、おひるに きょうと かえったらええやん」と軽く言われ、そうすることにしました。

ま、お昼なら、まだ歩けるかもなぁ・・・。

ということで、明日、帰洛することになりました。

たかしにとっては「初祇園祭」です。

あの「コンコンチキチン コンチキチン」という音色も初めて。
勿論、鉾も山も初めてです。

たかしは「お祭り」と聞いて、即「いくいくいくいくいくいくぅ〜」と言うておりましたが、たぶん夜店を楽しみにしている様子。

甘い!

すぐそこに見えていても、目当ての綿菓子屋さんに辿り着けないかもしれないのに。

「あのな、祇園祭ってな、ホンマに、いーっぱいの人がいてはるんえ」
「ひゃくにんくらい?」
「もっと」
「ひゃく・・・じゅうにん?」
「もっともっと」
「ひゃく・・・ろっぴゃくにん?」

最大の単位が「ひゃく」であるたかしに、あの人出は想像できないようです。

「祇園祭」は、端っこの山を見て、雰囲気を楽しむくらいでいいとします。


それよりも、この暑さ!

「天気予報」を見ると、こっちよりも2度は高い。

「あんな、京都はな、今日のこの暑さよりも、もっともっと暑いえ」
「しぬくらい?」
「死ぬ・・・かなぁ・・・」
「もう しんでるかも!」

そう言うや否や、電話を手にするたかし。

急いで「ばぁば みせ」に電話をしてはりました。

プルルルルル。

「もしもし」
ブティックのイメージとは程遠い、低くてガラガラの、いつもの声。

「いきてた〜」
「もしもし?」
「あのな〜、そっち、しぬ?」
「何が」
「あつぅてな、もう しぬ?」
「ばぁば、生きてるえ」
「ちがうやん、ばぁばとちごて、オレ そっちいったら、しぬ?」
「なんでぇな」
「だからな、あついし!」
「さぁ〜、どやろな」
「えぇ〜!」
「イヤなんやったら、もう来んときよし」
「えぇ〜・・・いく・・・」

母は、今回の帰洛について、もう何度も何度も電話をしてきたはりました。

「鉾立ったらな、もう荷物どないなるか、わからへんさかいにな、もう12日くらいにこっち届くように送りよし」
はいはい。

「熱出たらな、もう止めときよしや」
はいはい。

「来るんやったらな、土曜日のお昼にしよし」
はいはい。

「もうな、朝の6時にそっち出たらええねん」
「そんな早よ出て、どうするねんな」
流石にこれにはツッコミました。

最高気温はこっちよりも高いけれど、最低気温はこっちよりも低い。
風もなし。

とにかく、頑張ります。


今回の帰洛が、いまいち楽しみではない理由が、2つあります。

ひとつは、弟の「命日のお墓参り」という名目であるということ。

帰る度にお墓参りはしますが、やはり「祥月命日」は特別。

もうひとつは、○ちゃんのいない京都であるということ。

こちらにいると、ついわかったような顔をしてしまいますが、現実に今までいた家に「いない」のを確認するのは、やはりツライ。


あ〜あ・・・。
帰っても、面白くないなぁ・・・と、つい思ってしまいます。


それでも、たかしとひまくんを連れて、17日まで、ちょっと帰ってきます。

「うだるような」を、実感してくることにします。

覚悟決めて!


昨夜の発見。

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ウッディが、こんなになったはりました。


たかし曰く「なきながら おこって、はなぢたれて、ピエロのはなになって、ベロだして、おじいさんになって、ゴレンジャーのぼうし かぶってるとこ」らしいです。


ついでにおまけ。

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たかしの自画像らしいです。


何かエッチなことでも想像したはるんでしょうか・・・。
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by marurin373 | 2006-07-14 21:36 | 今日の出来事 | Trackback | Comments(0)