お留守番

たかしが入院し、無事手術を終えて私が家に戻ってきた時。

たかしのお布団には、こんな人がいてはりました。

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たかしが、スヌーピーちゃんをお布団に。







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by marurin373 | 2018-03-31 18:25 | 息子(たかし) | Trackback | Comments(0)

お風呂から出てきた、たかしが青い顔をしていました。

「どしたん?」
「・・・また粉瘤ができてる・・・」
「また?」
「まだ小さいけどな」
「皮膚科、行こか?」
「いや、取り敢えず、鼻が落ち着いてからにする」
「絶対に手術せなあかんの?」
「せなあかん」
「なんでそんなにできるんやろな」
「転移するんやって」
「難儀やなぁ」
「そういう宿命やねん」

触ってみたら、またぐりぐりと「できもの」ができています。

たかしは、5月くらいに皮膚科に行くと言うてます。

なかなか大変な病気に罹ってしまわはりました。







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by marurin373 | 2018-03-30 11:13 | 息子(たかし) | Trackback | Comments(0)

なくて七癖

私には、変な癖がありました。

母に「トイレに行ってもいい?」と聞くのです。

幼少期、母は出掛ける前やお風呂に入る前、寝る前など「何かをする前」には必ず私をトイレに行かせていました。

それにトイレが遠かったらしく、時間が経ったら出る・出ないに関わらず「トイレに行きなさい」と言いました。

何かをしていたりテレビを見ていたりして「後で」とか「今、出ーへんもん」などと言うものなら「なんでお母さんの言うことが聞けへんの!」と烈火の如く怒るので、私も素直にトイレに行っていました。

幼稚園の頃「みつばちハッチ」を見ていた私は、かわいそうで仕方なくて、わんわん泣いてしまいました。
それでも「みつばちハッチ」が終わると「トイレに行きなさい」と声がかかり、私は泣きながらトイレに行き、次の「いなかっぺ大将」が始まってもまだ泣いていました。

母は、私がどんな状況であれ、必ずトイレに行かせるのです。

その代わり、出先でトイレに行きたくなり、母に告げると「ちっ」と舌打ちをして「そやさかいあんたと出掛けるのはイヤやねん」などと小言を言いつつ、トイレを探すのです。

なので、私はトイレに行きたくても我慢する癖がついてしまいました。


それから、もう大学生になってからも、トイレに行きたくなった時に、母に聞くようになりました。

「お母さん、トイレ、行ってもいい?」と。

その頃には母も「あかんて言うたら、どうするねんな」と笑っていましたが、私はトイレに行きたくなる度に「お母さん、トイレ、行ってもいい?」と聞くのです。


私がたかしの母となり、母も亡くなってから、そんなことはすっかり忘れていました。

ところが、つい先程、私はたかしに聞いてしまいました。

「トイレ、行ってもいい?」と。

たかしは「んあ?」と不思議そうな顔をしていましたが、聞いてしまった私も驚いてしまいました。

無意識のうちに、幼少期から大人になってからの「癖」が、現れたのです。

もちろん、たかしがトイレに行こうとしている時ではありませんでした。

それでも、つい聞いてしまったのです。

忘れていた筈の「癖」が、何故か甦り、戸惑っています。

もう私を怒る親はいないのに。

この変な「癖」は、一過性のものであってほしいと思っています。









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by marurin373 | 2018-03-26 01:20 | 思うこととかなど | Trackback | Comments(0)

22日の午前、無事たかしは退院しました。

たかしの入院中、ずっと雨で、寒さも戻ってきたので、朝晩と病院の行き帰りをしていた私は風邪をひいてしまいました。

退院したその日は、私は安心と疲れとでずーっと寝ていました。

今日になり、やっと風邪もマシになりました。


たかしの病名は「鼻中隔彎曲症・肥厚性鼻炎・アレルギー性鼻炎」でした。

術前検査で撮ったCTの画像では、ちょっとした鼻くそが詰まると息ができなくなるくらい鼻の穴が狭く、ひどく曲がっていました。

浮腫みもひどくて、殆ど鼻呼吸ができないくらい機能していないようでした。

なので手術名は「鼻中隔矯正術・両側粘膜下下鼻甲介骨切除術」という漢字変換が難しいようなものです。

必要性は「鼻中隔の彎曲と鼻腔内の粘膜腫張が強く鼻内の空気の流れを妨げている。投薬などの保存的治療で治癒しないため手術を行う」とインフォームドコンセントには書かれています。

手術方法は「鼻内から突出した鼻中隔軟骨および骨を切除する・鼻内から腫張した下鼻甲介粘膜を切除する(粘膜下の下鼻甲介骨を切除する)」です。

要するに突出した鼻の骨を削るという手術です。

術後の状態が落ち着くまでには数ヶ月かかり、少なくとも1〜2ヶ月の管理が必要だそうです。

朝食後と夕食後には、ポンプのようなもので、生理食塩水で鼻の中を洗浄しないといけません。

最初はうまくできなかったようですが、昨日の夜には片方の鼻から注入した生理食塩水がもう片方の鼻と口から出ていたので、だんだんと浮腫みも引いてきて、通ってきているようです。

数年前は止血と鼻の穴の通り道を作る為に、鼻の奥の方から出口まで綿花を詰めていて、それを取り出すのが大変だったので、今では「徐々に溶ける止血綿を留置して鼻内の止血を図る」そうです。

で、鼻を洗う時に、その止血綿が出てくることがあるのですが、たかしは「いっぱい血のかたまりが出た」と青い顔をして驚いていました。

数年前、友人がたかしと同じ手術をしたので、術前にいろいろと訊いてみたのですが、その「鼻の奥まで詰めた綿を引き出すのがつらかった」とのことでしたが、医学の進歩により、鼻を洗わないといけなくなりましたが、徐々に溶ける綿を使うことでずいぶんと楽になったそうです。

たかしが心配していた尿道カテーテルも、全身麻酔の間に入れられ、そして抜かれていたようでした。

ただ、術後、溜まっていた血と痰をひどく吐き、熱も38.1度まで上がりました。

浮腫みを早く取る為にビニール袋に氷をいっぱい入れてもらい、冷やしていましたが、2時間もするとすぐに溶けてしまいます。

ずっと暇やろうと思い、3DSとソフトを3本持って行ってましたが、片手はビニール袋を持ち、塞がっているので、結局ゲームは全然しませんでした。
ただ、iPhoneで「遊戯王」をずっとしていました。

今、たかしは寝ていますが、鼻で息をして寝ているので、感動してしまいました。
いろいろありましたが、たかしも頑張って手術をしてよかったと思います。

鼻詰まりを「わーくんの呪い」と言っていましたが、晩ご飯を食べながら「骨格から呪われてたんやな」と呟いていました。

けど、きっと、亡弟も全身麻酔で手術をしている甥を見守ってくれていたと思います。

鼻の真ん中あたりから先にかけての骨がなくなったので、触るとふにゃふにゃしていますが、鼻が陥没することもなく、元のたかしの顔です。


これからもいろいろあると思いますが、頑張って乗り越えていってほしいと思います。









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by marurin373 | 2018-03-25 03:12 | 息子(たかし) | Trackback | Comments(2)

19日の夕方、無事たかしの手術は終わりました。

1時間程長くかかったので「なんかあったんやろうか、麻酔は効いてるんやろか、」などと心配しつつも、私もベッドの横に座ってうとうとしていました。

やっと看護師さんが「終わりましたよ」と言いに来てくれはったので、一緒にお迎えに行きました。

先に先生が出てきはって、削ったというかペキペキ折ったような骨を見せてもらいました。

思ったよりも多く、大きな骨ばかりで、鼻の形が変わってしまうんちゃうやろか、と思うほどでした。

先生は「思いの外、大きくてたくさんの骨が鼻腔を邪魔してました」と仰ってました。

「今、ぼんやりしていますが、うんとか、ううんとか、首を縦にうなずいたり横に振ったりしているので、意識はちゃんとしていますので、声をかけてあげてください」と言って美人で若い先生は戻って行こうとしはったので
「ありがとうございました」と直角にお礼をしてたかしを待ちました。

暫くしてたかしが酸素マスクをして目を瞑ったまま、運ばれてきました。

「よう頑張ったなぁ」
「うん」
「痛いか」
「うんん」
「まだ眠いか」
「うん」

エレベーターに乗せられ、部屋に戻りましたがいろいろとあるようなので「お母さんはベンチのところで待っててください」と言われ、1人おとなしく待っていました。

たかしがあーんなに心配していた尿道カテーテルは、もう外されたようでした。
よかったよかった。

点滴だけしたまま、まだ目を瞑っているたかしに話しかけますが、首を動かすだけ。

「暑いか?」
「うん」
「汗、拭こか?」
「ううん」
「どやった?麻酔、わかったか?」
「ううん」
「・・・かあちゃん、うるさいか?」
「うん」
「もう寝たいか?」
「うん」
「・・・帰った方がええか?」
「うん」

泊まる覚悟やったのに「もう寝たいしうるさいから帰って」と意思表示され、ショックを受けながらも看護師さんにそのことを言い、あっけなく帰ることにしました。

雨がまた降っていました。

痛む足を引きずって家に帰りました。


1人で寝るのなんて、何年振りやろう?

この家、こんなにスペースあったっけ。

男の子は、かさ高くて、いてるだけで存在感があるもんやなぁと、しみじみ思いつつ、寒かったので暖房を入れたのですが、これも1人やとなんか勿体無いような気がして、けれどもう安堵と疲れと睡眠不足でくたくたになったので、ご飯もそこそこに寝てしまいました。

まだ1日目。

今、無理したらあかん。

明日もあるんやし。

と、いうことで、この辺で。









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by marurin373 | 2018-03-21 02:53 | Trackback | Comments(0)

今、19日の早朝です。

あと数時間したら、寝グセばっちりのたかしが「うぃ〜」と言って起きてくることでしょう。

そしてバスに乗り、シャトルバスが来るところまで行き、病院に行って入院することになります。


数日前、晩ご飯のちらし寿司を食べている時。

「18日は」
「野菜炒め」
「最後の晩餐やしな」

どうしてそんなに心配になることばかり言うんでしょうか。

さっきもお風呂に入る前に
「最後のお風呂や〜。全身麻酔から起きひんかも知れんしな。きれいにしとこ」

そんなことばかり言うのです。

金曜日の夜はずっとスマホをいじって、なかなかご飯を食べようとしません。

「ご飯はー?」
「まだいらーん」

バイトの日は野菜炒めと決まっているので、さぞ楽しみにしていると思っていたのに、それも食べないと言うのです。

「・・・かあちゃん・・・尿道カテーテルって、抜く時、めちゃくちゃ痛いねんて」
「そんなん検索してたん?」
「もうな、大人の男の人でも泣くくらいなんやて」
「かあちゃんは、すっとしたけどな」
「それはな、女の人と男の人の違いやねん」
「尿道が長いってこと?」
「それそれ」
「けど、そんなふっとい管と違うと思うえ」
「そやし、長いんやってば」

あまりにもたかしが「長い長い」と言うので、思わず
「あんたさんのは、そんなに長いんか?」と訊いてしまいました。

「へ?」
幸い、聞こえてなかったようで、無駄に思春期の男性を刺激しなくてすみました。

結局、ただ只管に「尿道カテーテル」を検索し続け、食欲をなくしてしまい、その日の晩ご飯は食べずに寝てしまわはりました。

バイトの方々も「頑張りや」と言ってくれはったそうで、たかしは「何を頑張るんや」と言っていましたが、たぶん件の「尿道カテーテル」のことかも知れん、とも言っていました。

それぞれに、何かと心配な入院・手術です。






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by marurin373 | 2018-03-19 03:34 | 息子(たかし) | Trackback | Comments(0)

なんやかんやとしていたら、たかしの入院・手術がもう来週になってしまいました。

術前検査に3度程通い、インフォームドコンセントの同意書を提出し、そろそろ入院道具を揃えなくてはいけません。


たかしの血液型は、元オットと同じRhマイナスのA型である、と産まれた時の検査で知っていました。

けれど、たかしはそれがどうしてもイヤで「もういっぺん、調べ直してもらう」と言い、血液型は知らないとお医者さんに告げていました。

で、改めて調べてもらったのですが、結果はやはり同じ。

RhマイナスA型でした。

たかしはその結果を聞き、突然不機嫌に。

それまでは「iPhone、持って行ってもええよな?」とか「オレ、寝てる時におならしたらどうしよ」などと言って笑っていたのに、血液検査の結果を聞いてから、もう口をきかなくなってしまいました。

私もなんと言ったらいいのかわからず、触れずにいました。

帰り道で、一言「やっぱり、オレ、あの人の遺伝子がっちり持ってるんやな」とだけ、呟いていました。

それがどういう意味なのか、たかしの心の中はわかりませんが、やはり受け入れ難いもののようです。


で、今日の晩ご飯を食べている時、たかしが
「あ、来週の今頃、入院して手術も終わってるやん!」と、今更何を言っているのか、気付いたようでした。

私は、自分の手術はどれも恐くはなかったのに、今回のたかしの手術は何故か恐くて恐くて、不安でいっぱいなのに、当の本人はこんな様子です。

ま、その方がいいんですけどね。

全身麻酔よりも、尿道カテーテルの後の残尿感と、術前の浣腸がすっごくイヤで仕方のない、思春期のたかしの手術です。








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by marurin373 | 2018-03-13 04:09 | 息子(たかし) | Trackback | Comments(0)